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ジーグフェルド・フォリーズ [DVD]

価格: ¥5,040
カテゴリ: DVD
ブランド: ジュネス企画
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F・アステア×G・ケリー! ★★★★★
本作は画質が良くないのが残念だが、大MGMの威光がスクリーンいっぱいに展開される。その中でも、F・アステアとG・ケリーのシーンは鳥肌が立つほどに素晴らしい。この10分間を見るために5,040円を払っても十二分にお釣りがくる。現代の映画界でこれほどのダンスが踊れる俳優がいるだろうか。それも二人一緒に!である。晩年の「ザッツ・エンターテインメント」でも同じような共演を果たしているが、「動のケリー」「静のアステア」の全盛期が見られるのはこの作品だけだ。まだこの時代はMGMスタジオのタルバーグビルのスイートルームに大タイクーンのルイス・B・メイヤーがふんぞり返っていたころであり、古き良きハリウッドの匂いがプンプンなのもよい。MGMは間違いなく世界最大の映画スタジオだった。
その華やかさをぜひ楽しんでほしい。エスター・ウィリアムスやジュディ・ガーランドも出ている。
全盛期のアステアとケリー、唯一の共演作品 ★★★★★
 長らく日本未公開だった幻の映画(1946年作品)。
 なぜ、この作品が幻と呼ばれ、ミュージカル映画ファンから渇望されていたかというと、全盛期のフレッド・アステアとジーン・ケリーが一緒に踊った唯一の映画だからである。二人の共演シーンの一部分は、「ザッツ・エンタテイメント」(これが正しい邦題。「エンタテインメント」ではない)でも見られるが、やはり全部見たい、というのがファンの願いだったのである。この映画の30年後、「ザッツ・エンタテイメントPART2」の進行役として、70代のアステアと60代のケリーは再び一緒に踊っているが、やはり全盛期の共演には格別のものがある。

 この映画は、特にストーリーはなく、独立したミュージカルナンバーを次々に見せていくレビュー形式のもの。

 アステアとケリー共演のナンバー、"THE BABBITT AND THE BROMIDE"(凡人と俗人)はガーシュインの曲。偶然街で出会ったアステアとケリー自身(映画の中でも実名で呼び合っている)として歌い踊る。
 1つの曲だが、3つのダンスから成る凝った構成で、街で出会った二人が歌い踊り、「10年後」に再会してまた歌い踊り、さらに「20年後」、天国で再会してまた歌い踊る、という趣向。当然、衣装と振付は3つとも違うから、3倍楽しめる贅沢なナンバーである。
 二人のダンスを見ると、技術のアステア、体力のケリーという感じだけれど、個人的には、やはりアステアの方がはるかに上手いなあ、と思う。ジーン・ケリーのファンは違う意見かもしれないが。

 一流の舞台美術家出身のヴィンセント・ミネリが監督しているだけに、他のナンバーも洗練されているが、今見るとやや退屈な感もなくはない。これだけ豪華なセットと衣装で映画が作られることは二度とないだろうとは思うけれど。
 とにかく、アステアとケリーの共演だけで星5つの価値あり。
フレッド・アステア&ジーン・ケリーのダンスが最高! ★★★★☆
 実在したフローレンツ・ジーグフェルドの栄光をたたえる、MGMのスターたちが多く出演しているオムニバス映画です。

■フレッド・アステア&ルシル・ブレマー/2つの作品でダンスを披露しています。1つは、ブレマーが貴族の令嬢で、ここでめずらしいのがアステアが悪役っぽいところです。2人のダンスは、ロマンティックで素敵です。

もう1つは、中国の港町が舞台で、チャイナ服を着たアステアとブレマーが2人で踊ります。振り付けには、同じ振りがついていて、ぴたりと息のあったダンスは素晴らしいの一言につきます。これは、役者アステアの部分を見せる作品でもあったようです。

■ジュディ・ガーランド/インタビューをうけるスターの役です。大勢の記者との言葉のやり取りから徐々にダンスそして歌になっていくのが楽しかったです。ブラウンの髪に、水色のドレスとショールで、歌い踊ります。難をいえばちょっと物足りない印象を受けました。

■フレッド・アステア&ジーン・ケリー/「ザッツ・エンタテインメイント」の1か2に、うまく編集されて収録されいますが、これは、この映画の中で1番の見せ場だと思いました。不思議なことに、2人の共演した映画はこの作品だけです。会話も洒落ているし、年月がたっていって、歳をとっても、ダンスしている2人には、魅せられました。

■キャサリン・グレイスン/最後は、美声と美貌を兼ね備えたキャサリン・グレイスンの歌で終わります。
瑕瑾 ★★★★☆
なかなか見られなかったレヴュー映画全編がようやく見られたのは大層有難いことです。
唯一の瑕は、キャスト紹介のルシル・ボールの写真が差し代わっていて、バージニア・オブライエンの顔になっていることですね。金髪のルシルはオープニングのキャット・ウーマンを調教する役で出ています。おまけパートで歌っているのは黒髪のバージニアです。