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日本語力と英語力 (中公新書ラクレ)

価格: ¥756
カテゴリ: 新書
ブランド: 中央公論新社
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英語教育について考えてみる ★★★☆☆
小学校における英語必修が決定したようである。このことを著者のお二人はどう受け止めているのであろう。グローバル化の流れの中ではやはり英語は重要なアイテムのような気もするし、一方で日本語軽視の流れがおきるのもまずい。結局どっちも頑張れってことですね。
骨太の言語教育論 ★★★★★
 日本語と英語の第一人者である新進気鋭の二人の斉藤先生による一冊。
 ことばというのは、個人がよりよく考えたり、また他者と望ましいコミュニケーションをとるためのツールである。しかし今日、このことばというのは危機的な状態に陥っている。ボキャブラリーや論理性、他者への配慮の欠如といったこれらの問題は由々しい国民的問題である。
 特に母語である日本語と第一外国語である英語についても取り巻く環境の問題は多い。二人の斉藤先生は、卓抜した洞察力や経験から、安易な実体のない「コミュニケーション重視」の英語などの問題を一刀両断し、あるべき方向を示す。 
 ことばの重みをもう一度、あらためてかみ締めたいものである。
「型」を習得せよ ★★★☆☆
 本の冒頭にあるように、この本の内容は「国語教育を充実させよ、英会話ごっこにも似た低劣な早期英語教育を止めさせよ、型の訓練を中心とした骨太の教育を実現させよ」である。両氏ともに、間違った方向に進んでいる日本の前途を憂慮し、始終「型」を体に覚え込ませ、反復練習の重要性を強調している。日本語ですら、きちんと使いこなすのに訓練が必要であるのに、英語を学習する際、文法を軽視した「英会話ごっこ」をしていていてはいつまで経っても正確で高度な英語は使いこなせない。
 他にも、教育者の視点から日本語、英語教育のあり方について述べられているので、教師や、子どもに英語を習わせたい、と考える保護者の方は読んでおいて損はないと思う。しかし、自分自身の日本語力や英語力向上のヒントを得ようと考える一般の学習者の方には、ほとんど参考にならないだろう。



私もそう思いました ★★★★★
この本の最初のところで、中学教科書の実態が載っています。ここにあることは、私が初めて中学で働き始めて目が点になってしまった箇所です。今のこの教科書で教えることは、外国語を学ぶことにおいて何か勘違いしているような気がしました。斉藤先生は私が言いたかったことを全てこの本で言ってくれています。一度是非読んでみてください。お勧めの1冊です。
全てを鵜呑みにするのはどうかと思う。 ★★☆☆☆
著者らの意見に基本的には賛成だけど、記述の矛盾が気になった。

(子どもに英語で話し掛けるのは良くない。そんなことしたら、子どもに悪い発音が身に付いてしまう。と言いつつも、「私は自分の子どもに英書を読んで聞かせて、発音と意味を教えている」との記載がある。)

対話という形式なのだから、ある程度は仕方ないのかもしれないけれど、主張に矛盾があるとどうしても説得力が弱くなってしまう。

自分が「良いな」と思った部分だけ、自身の勉強法に利用するのが、本書の最良な利用法でしょう。

上達の方法なんて、人それぞれ。他人に合った方法が、自分に合うとは限らないのだから。