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Feed The Flame : The Fame And XL Recordings

価格: ¥2,070
カテゴリ: CD
ブランド: Kent Records UK
Amazon.co.jpで確認
埋もれた英雄 ★★★★★
プロ生活1965年から引退する1973年までわずか8年間。所属レーベル3つを歴訪せざるを得なかった不運な大シンガーSpencer Wiggins初の未発表曲全収録のCDがようやく陽の目を見た。

しかしながら、KENTのライナーノーツには日本盤が既に出ている事実をたった一行言及するのみである。しかも、『出元が非公式』などとのたまうが、驕るなKENTよ。彼らが日本盤を参考にしたのは疑いの余地がない。

とはいえ、この逸材が世に知られることなく失意のままゴスペル界に戻ったのは、ひとえに所属レーベルの怠慢ともいえる方針だろう。

クラブシンガーだったスペンサーは弁護士を通じて、ゴールドワックス入りを果たすが、セッションを重ねどほとんどがお蔵入り。シングル盤を出しても、ろくなプロモーション活動もせず、専属マネージャーすらいない状態では驚異の歌唱力を持ってしても世間に知られるはずもない。

ゴールドワックス倒産とともにスペンサーは未発表曲8曲込みでフェイムに売りに出される。しかし、フェイムには学生時代からの友人ジョージ・ジャクソンやゴールドワックス在籍時代のダン・グリアなども所属していた。また、当時のスタジオとしては最新設備を抱えていた為、おそらくフェイム時代が最も充実していたのではないだろうか。

ところが、ここでも売れず、最後にはXLレコードレーベルに移籍し、ここで3度セッションを行う。ジャケット写真はXL時代で、同じ衣装を身につけているが、それぞれ時期が違うように思われる。あれが勝負服だったのだろう。

どの曲も素晴らしいが、最もサウンドが洗練されているのがXL時代で、シンガーとして充実しているのがフェイムだと思う。当時どのシンガーもサム・クックの影響下にあり、誰もがスターを夢見た時代に咲きそこねた一輪の日陰の花だが、歌声にはそんな辛さなど微塵もない、それどころかゴスペルに裏打ちされた実力と神を信じる魂=ソウルがある。オーティス・レディングともO.V.ライトとも異なるこの逸材を是非聴いていただきたい。

余談だが、2009年、2010年と弟のパーシーとともにクラブ出演し、当時の曲を歌ったという。なんとか来日を実現してもらいたいものだ。
一家に1枚!持ってて当然! ★★★★★
ディープソウルファアン 待ちに待った!スペンサー ウィギンスのフエイム サウンド・オブ・メンフィス XLに残されたシングルに未発票曲を加えたアルバムです。
60‾70年代南部が暑く燃えていたときの作品 心の奥から叫ぶごとく歌うウィギンスの声に感動さえ憶えるのは、私だけではないでしょう!
アップ〜バラッドまで圧巻されるグルーブ感は、今聞いても鳥肌もの!
これを聞かずして南部ソウルは、語ることは出来ません!!
真の、影の大実力者の最高作品集 ★★★★★
 サザン・ソウルの名門レーベル、ゴールドワックスの3大アーティストの一人スペンサー・ウィギンズのR&B時代後期のコンピレーション。
 レーベルはゴールドワックス(実際にはフェイム録音で権利を買取)、サウンド・オブ・メンフィス、XLの3つ。私個人は数曲未聴のものがあるが、おそらく日本ではLPを含めるとすべて出されているのではないかと思う。但し、サウンド・オブ・メンフィスとXLは世界初CD化ではないでしょうか。
 ところで、KENTが何を言おうと、日本は1977年に彼の単独LPを出し、サウンド・オブ・メンフィスとXLの数曲もLPを78年頃には出していたし、才能にはいち早く目をつけていたのは誇ってよい。KENTも日本のイッシューは正式契約ではないと書いているけど、そんなのどうだっていいじゃないか。今頃こんな凄いもんだしたって遅すぎるよと言いたい。
 私自身未聴だった、ちょっとコマーシャルな10、11でも全く手を抜かない完璧な出来である。更にフェイム録音の15,16,17は文句のつけようがない。今まで17が彼のアップテンポの最高と思っていたが、16も互角以上の出来で、フェイムのバックのよさも手伝って傑作といえる。当時JBのファンクがR&B界に浸透しつつあったが、彼もその影響を受けているのがはっきり見える。
 サウンド・オブ・メンフィスやXLの曲は久しぶりに聴いた。CDのタイトルにもなっている9はリズムセクションだけのバックでおそらく未完成品ではないかと思うが、歌は完璧。12は覚えやすいコマーシャルな曲だが、決して時流に流されまいとする気持ちが感じられる。
 1曲だけ18がブルーズとなっていて、15〜17でオーバーヒートした体をクールダウンさせてくれる。
 とにかくKENTでの彼の単独CD「ゴールド・ワックス・イヤーズ」に負けないというか凌駕するくらいの内容である。と同時にいつも残念な気持ちが起こる。それは、1973年に最後のR&Bを録音し、たった4年後の77年には日本でLPが紹介されて熱狂的な歓迎を受けたのに、何故R&Bに戻ってこなかったのか、何故日本で録音を計画する会社がなかったのか(あったかもしれないが)、である。
 彼こそ真の大スターになる権利があったにもかかわらず、残念、の一言。
サザン・ソウルの鉄人のパーフェクトなCD ★★★★★
未発表曲が半数を占めるにもかかわらずこのクオリティは異常。
普通なら未発表曲は少々もの足りない点があっても、それは未完成なんだからしょうがないと割り引いて、
いわばハンデをつけてリスナーは評価するもの。
でも、このCDの未発表曲はそんなものはまったく必要ないほどの充実ぶり。
歌もバックもしっかりしたものばかりで、未完成なところをほとんど感じさせません。
音質も文句なし。
既発表・未発表問わず67分間、強力バックに乗ったスペンサーの圧倒的な歌声をぶっとおしで浴びせ続けられます。
歌の上手さ、Deep指数ともにMAXの鉄人シンガーのパーフェクトな一枚。
サザン・ソウルのファンならずとも是非!!!