広大な大地北海道の素敵な旅行と恋愛
★★★★☆
北海道を舞台に女性達との恋愛を描く北へ。の記念すべき第一作目です。
北への最大的な特徴はなんと言っても背景のほとんどを実写仕様にしている点でしょう。本当に北海道に行きたくなります。
背景の他にも北海道の特産、料理などもほとんど実写仕様です。細かい所まで実写仕様にするのは見事です。
攻略人数も多く一人一人個性的な女性達でストーリーも面白く仕上がっています。
ただ今作の特徴である相手の会話に割り込んで選択肢を選んでいくCBS(コミュニケーションブレイクシステム)のタイミングが分かりにくいです。‾Diamond Dust‾ではCBSのタイミングがされており改善はしていますがその前作であるためタイミングは自分で探さないといけません。これが攻略の難易度を上げています。
他にもインターミッションでないとセーブができなかったり、攻略キャラの場所、タイミングが分かりにくい、メッセージ飛ばしが2週目以降(初めて行くシーンは無理)とシステム面が足を引っ張っています。
ですがそれを差し引いてでも面白さはあると思います。広大な北海道での恋愛を楽しんでみてはいかがでしょうか?きっとプレイし終わった後は北海道へ行きたい想いがあるでしょう。
そして最後のウィンターイルミネーションで感動が待っています。
作りこみ度は流石(★は4でなく4.5で)
★★★★☆
シナリオ内容:★★★★☆シナリオ量:★★★★☆キャラクターグラフィック:★★★★☆背景グラフィック:★★★★★要所挿入CG;★★★☆☆サウンド:★★★☆☆萌え度:★★★★☆ドリームキャスト初期に発売されたもので随分昔のソフトですが、DCだけあってグラフィックは細部まで渡り美しいです。またそれ以上にソフトの作りこみは大した物。実写とアニメキャラクターの融合という視点の当て方も斬新で良いと思います。また北海道の広大な風景という舞台設定が更に実写を良い方向に生かした印象を受けます。DCの高性能だからこそ北海道の雄大さも上手く描けてる気がします。キャラクターも知名度が低い男性作家を起用しながら、癖が無いながら魅力的なキャラが多い印象です。ミニゲームも多く挿入されており手が込んでます。また、単に「落とすゲーム」に留まらず、北海道の有名な観光スポット多く当て、そこでのイベントも多く北海道のちょっとした観光気分にも浸れます。斬新な企画だと思います。勿論、夏をメインにしながら、後半は個別に「落とす」ための冬ストーリーが用意されていて、後半は攻略できると過剰な程「ベタベタモード」に入ります。好き嫌いが分かれるでしょうが「萌え」を期待する人には良いかも。ギャルゲーだとある程度プラットができてそれにお飾りを付ける程度の経費のかからない、中身の無いゲームが多いのが昨今ですが、このソフトはメーカーサイド作りこみがとても感じるゲームです。
夏旅行北海道・冬旅行北海道
★★★★☆
夏に出会い、冬に再会を誓い合い、気持ちを確かめ春のハッピーエンドを迎えるゲームです。このゲームのいいところは夏だけでなく北海道の冬もプレイできます。架空の観光スポットもあるがインターネット接続で発売当時はいいガイド代わりになりました。PS2での販売をしてほしいです。
北海道に行けます
★★★★★
夏と冬の北海道を舞台に、そこで知り合った女の子との恋を描くアドベンチャーです。キャラクターデザインのNOCCHIさんの描く人物はどれも透き通るような魅力に溢れ、本当にそこに存在しているような錯覚を起こさせます。背景には実際に北海道で撮影された写真が使われ、夏なら心地よい日差しや暖かい風、冬ならピンと張った冷たい空気や雪景色の静けさ等、その場の空気が感じられるようです。細部までとても丁寧に作られており、他のゲームでは味わえない体験ができるはずです。