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タビと道づれ 4 (BLADE COMICS)

価格: ¥600
カテゴリ: コミック
ブランド: マッグガーデン
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自分のいていい場所を求めて ★★★★★
 謎は少しずつ解き明かされ、物語は終局に向けて主人公ともども疾走している感があります。タビとクロネ君の間に生まれた物語も中盤で結着がつき、ニシムラさんの過去と今を描く「ニシムラ編」が開幕します。

 12年前。
 自分の存在は劇で言うならば、一切のスポットライトのあたらない「その他大勢」であると信じていたニシムラ少年は、特別な才能も情熱も持ち合わせない自分がいない世界は何てキレイなんだろうと嘆息しつつ、虚しさと寂しさに満ちた日々を送っていた。
 自分はこの世界にちゃんと存在しているのだろうか――。
 自らの居場所を見つけられない彼にある日、急激に訪れた転機は、そういった疑惑を吹き飛ばし、自分が「この世界にはっきりと存在しており、そして、誰かに必要とされている」ことを信じさせてくれた。
 その日から彼は、自分に居場所をくれた少女のことを守り続ける「おまわりさん」となったのだった。

 けれど歳月は経ち、守ってあげたい少女への想いにいつしか「恋」という名がついたとき、彼女の傍らには自分以外の青年の姿が既にあり、ニシムラさんは再び「自分のいない世界」の美しさを認め、さんざんに嫉み、そして、絶望に苦しむのだった……。
 
 願い事が何でも叶う星の輝きを前にしたとき、彼はこの街が明日へ進まず、同じ一日を繰り返し続けることを願う。
――すべては、世界から忘れ去られかけた自分という存在を確かなものにしてくれた彼女の、その横顔をずっと見たいがために。

 誰も誰しも、生きている上で自分が「必要ない人間」「退場を命じられている脇役」ではないかと思うときがある。自分の居場所を捜し求めて、いまだ見つけ出せずにもがく人々にとって、ニシムラさんは他人とは思えないはず。「これは自分だ」と叫びたくなるかもしれません。
 彼と、彼のような人が、いつか必ずや幸せとともに「自分のいていい場所」を見つけられることを願わざるを得ません。私たちの手は何よりもまず、そこにいる誰かの手をつかむためにあるのだと信じたいから。
願いという支配欲 ★★★★★
謎が謎を呼ぶ第4巻になってます。

手に汗握る展開!

それはハラハラドキドキ、ではなくて、
ドキン…ドキン…みたいな。

今巻はニシムラさんと道づれ(途中)。

カノコが見つけたもの、それから導かれるある疑念…
思わずゾクリとしてしまいますね〜。

一方、タビは嫌いだった自分をまた一つ乗り越えることができます。
そしてある人物に連れられ、航ちゃんへの道を行く…

それぞれの思惑が明るみに見え始め、急展開の第4巻。
さらなる謎と、人の願いの業の深さが垣間見える気がします。

心に染みるセリフの数々も素敵ですが、このゾクッとする興奮のような感覚を味わいたくて、読んでると言っても過言ではないかも?

たなかのか さん、大好きだー!!