これを読んでもう一度試合のビデオを見ると面白いですよ。
また彼の超人的な伝説も盛り沢山です・・。
まさに佐竹雅昭を表した一冊です。
現役時代には語れなかった部分や、ファンが試合を見ただけでは感じ取ることのできなかった部分にまで踏み込んで書いてあり、興味深く読むことができた。
ただ、石井元館長や、他の日本人選手についての批判的な記述は、読んでいて残念に感じた部分も多かった。また、敗戦などについて、少々自己弁護的な部分が感じられたのも、ほほえましい反面複雑な思いだった。
この本の出版をきっかけに、佐竹選手の最盛期をあまり知らない格闘技ファンが、当時の映像を目にして、命を削りながら闘ってきた佐竹選手の偉大さに気付いてくれることを願ってやまない。