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包括利益経営 IFRSが迫る投資家視点の経営改革

価格: ¥2,520
カテゴリ: 単行本(ソフトカバー)
ブランド: 日経BP出版センター
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会計の知識の体系的なおさらいができます。 ★★★★★
会計の専門誌です。

IFRSをきっかけに、会計知識を体系的に総おさらいすることができます。

結構、読み応えがありました。

筆者は、連結会計に思い入れがあり、連結会計視点からのIFRS論が展開されてました。
IFRSから離れてみても、会計知識として、興味深く面白かったです。
IFRS経営の書 ★★★★★
本書は、筆者のグローバル企業における経営及び財務・経理分野に関する永年の経験に裏打ちされた実務的な書籍だと思います。
他のIFRS関連書籍とは異なり、IFRSを単に会計処理や財務報告の基準としてのみとらえるのではなく、その根底で経営スタイルそのものの変革を求めるものであることを、簡潔かつ明瞭に解説している。
本書の中でも解説されているシングルカンパニーモデルは日本企業にとっては大変ハードルが高いものであるとも思われるものの、昨今の上場企業における子会社の完全子会社化の流れをみても、経営者は理屈を超えてそのような潮流を肌で感じ始めているのではないかと思われる。
そのような状況の中、本書は財務や経理関係に携わられる方々はもちろん、経営者はじめ経営企画部門など企業経営に係られる方には必読の一冊だと思います。
主要な経営課題とその解決の方向性 ★★★★★
筆者の会計専門家としての実務経験に基づき、特に日本企業の管理部門が留意すべき主要な経営管理課題が列挙され、分かりやすく記述されいる。そして、IFRS導入への取り組みを鑑みた上で、それら経営課題へ取り組む方向性が示唆されている。そのため、事業会社の管理部門の方のみならずコンサルタントにも大変有用な本であると言える。
なお、類似するIFRS対応の本と異なる点の一例として税務戦略の記述の多さがあり、税務に疎い方でも興味深く読むことができることも、本書の特長だと言える。
シングルカンパニーモデルのススメ ★★★★★
前半では、これまで国際財務報告基準(IFRS)を追い続けてきた人にとっては常識的な範囲での IFRS のおさらいがなされる。とはいえ、そうしたエキスパートに向け限定して書かれた本でないのは言うまでもない。
IFRS の基本を理解した後は、IFRS における理想形としての「シングルカンパニーモデル」、すなわちこれまでの日本基準下の連結会計制度に基づく企業グループから「経済的同一企業体」への脱却を、企業のあるべき姿に提示する。
欧米では古くから実施されていたと本書が説くシングルカンパニーモデルは、もしも仮に日本企業が IFRS 採用を契機にそれを実現するとすれば、現場からのかなりの抵抗が予想される。現場とは、本社財務会計の現場に留まらず、世界中にあまねく展開された子会社・関連会社の現場も含まれる。
日本と欧米との比較対照で語られる内容の多い本書、本当は、地域ごとのカルチャーを越えた経理ビジネス・プロセスの一元化と PDCA の着実な実施の必要性を説いていると理解すべきだ。そのためには、将来の財務会計の「共通言語」である IFRS を理解するのはもちろん、それを現場に落とし込むに十分な企業体制の構築が求められるとするのが、本書の主旨である。
経理・IR・経営計画の距離を縮めるためにも、多くの層に勧められる書籍と言えよう。