住宅購入を検討したのをきっかけに購入しました。
多くの人にとって住宅は一生に一度しかしない買い物、必然的に一般人にとってはブラックボックスの業界となりやすいです。
この本は、一般人が知り得ないような業界の裏話を知ることができたという点では、役に立ちました。
しかし、書きにくいことまで踏み込んで書こうとしたためでしょうか？ほかの方もレビューされていますが、「あとは・・・分かるでしょ？」といった結論が非常に多く、読んでいてイライラします。
また、元々は筆者が出していたメルマガをそのまま本にしただけのため、非常に読みにくいです。文章が、というよりも、文の構成が。
1つの章について結論を出さないまま、筆者の気の赴くまま、話題がどんどん飛び、これまた読んでいてイライラします。
何千万もの高い買い物をする際に知っておいて損のない知識が詰まってはいますが、出版するに当たり、もう少しうまく編集し直せなかったのかと思います。千円以上出す本の内容ではないかもしれません。

悪い住宅を買わない、建てないために読むいわゆる住宅本の中では、「なるほど」と思わせるような知識と具体例のあふれた良書。ちょっと他の本では書いていないようなポイントが丁寧に書かれている。

惜しむらくは元々がメールマガジンであるという性質のせいか、書籍として読むには読みにくい文体と、伏字の多さ。書いて差しさわりがあると思うならば書かない、読者にきちんと喚起を促すべきだと思うなら書くと言う毅然とした態度が欲しかった。あと、「.....わかるでしょ、ね？」みたいな曖昧な記述も多い。メールマガジンではそれもご愛嬌だが、対価を支払って読む書籍にはふさわしい文体ではない。

こうした欠点のため、内容的には有意義なのだが、冗長である。できれば、書き直したバージョンを出版してほしいものだ。

あまたある家づくり関係の中で、とてもわかり易く身近な疑問を解決してくれる本でした｡主婦感覚でデザインや家具･インテリアを先行させて、｢商品｣として家づくりを考えてしまうという落とし穴にはまりそうでした｡業界の不透明さも、良く知らないから仕方ないと思いがちです｡泣くも笑うもこちら(施主)次第｡主婦だって本を読んだり勉強をして、賢いネギカモにならなければ!と思います｡これからマイホームを考えている我が家には、とても参考になりました｡