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はじめて学ぶ日本の絵本史〈3〉戦後絵本の歩みと展望 (シリーズ・日本の文学史)

価格: ¥3,360
カテゴリ: 単行本
ブランド: ミネルヴァ書房
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戦後の絵本史 ★★★★★
 全3巻からなる「日本の絵本史」の第3巻。扱っているのは、戦後の絵本史。
 「絵本史」というとやや聞きなれない。というのも無理はなく、「絵本」を歴史的にとらえる、学問としてとらえる、
という考え方は最近始まったばかりだ。
 しかし、この本は読みやすくなおかつ、かなり内容は充実している。多岐にわたったテーマ設定をしているので
自分が関心あるところを中心に読んでもいいと思う。

1占領下の絵本と検閲
2占領下の翻訳絵本
3過渡期の絵本叢書―新潮社<世界の絵本>
4<岩波の子どもの本>の新しさと時代による限界
5福音館書店の絵本―「こどものとも」96号までを中心に
6大衆絵本の動向
71960年代の絵本―新しい子ども文化の構築へ
81970年代の絵本―「絵本ブーム」と呼ばれた時代
91980年代の絵本―結実と発展と
10 1990年代の絵本―問われる「絵本」の本質
11 民話絵本
12 科学絵本の50年の歴史
13 子どもがはじめて出会う本
14 仕掛け絵本
15 文字なし絵本
16 ことばの絵本
17 ハイパー絵本
18 絵本研究
19 絵雑誌から月刊絵本へ―戦後絵雑誌の流れ
終  絵本表現の可能性

ちなみに私は15章の文字なし絵本を興味深く読んだ。すなわち、1980年代くらいから、絵本といっても
子ども向けだけではない、大人も読める絵本というジャンルが開拓されはじめる。
この本をきっかけにいろいろな絵本を読んでみたいと思わされた。