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子どもの力は学び合ってこそ育つ―金森学級38年の教え (角川oneテーマ21)

価格: ¥760
カテゴリ: 新書
ブランド: 角川書店
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現場で子どもと真正面に向き合ってきた教師の強さ ★★★★★
久々の教育関係新書の好著。この新書、新書でありながら現場の子どもの叫びに泣ける。日々学校現場で奮闘努力する私たちがウンウン頷けること請け合い。子どもをとらえる視点が限りなく深い。それは、教育評論家でも、大学教授でも、文科省の役人でもなく、第一線で現場小学校教師をやり続けた金森氏ならではのリアルな力なのでろう。 おそらく生活綴り方の流れをくむと思われる作文指導による、子どもたちの本音作文は一読の価値がある。 学級で問題が起きた時に、みんなでとことん関わって解決するという手法は、もしかするとアドラー心理学に通じるものがあるのかもしれない。 子ども観の的確さや真剣さには脱帽。どちらかというと楽天的に子ども観を捉えている自分にとってはよい薬だった。友人には、右翼だとレッテルを貼られている自分ですが、おそらく金森氏は左翼です。でも、右翼、左翼など関係はない。本物であるか、そうでないかの見極めが大切なんだと思う。 学力観、現場の多忙化、家族観、教育行政への警告、ありとあらゆる視点で斬りまくっていく(そしてちょっと私なぞ閉塞感におちいってしまう)金森氏。生き方、命をどのように教育に生かしていくかのヒントが満載。個人的には、こども劇場(おやこ劇場)の家庭での潤い体験といった肯定感が、こども劇場(おやこ劇場)で育ってきただけにうれしく思えた。