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外国語学習の科学―第二言語習得論とは何か (岩波新書)

価格: ¥756
カテゴリ: 新書
ブランド: 岩波書店
Amazon.co.jpで確認
☆☆おすすめの理由は・・・☆☆ ★★★★★
英語のインプットの大切さをわかっていましたが、インプットが意味的な言語処理で終わってしまわないように、英語を話す機会を持ち「英語でリハーサル」して文法的な言語処理をすることが英語を勉強していく上で大切なんだと改めて感じました。第二言語習得の入門書なことと平行して、白井先生がどのように指導されてきたか、また、アメリカでの出来事の紹介もあり、すごく楽しんで読むことができました!!言語学、第二言語習得をやっているひとだけではなく、英語を学習する人なら(たとえ高校生でも、むしろ高校生でも)読んだ方がいいと思いました!最後のページに「用語検索」があるので、第二言語習得の手元におくバイブルにします☆
第二言語習得の入門書として良書 ★★★★★
もともとは自分が最近のSLAの研究成果や動向について知りたくて、しかし、英語の文献を読むの面倒だという怠慢さから手にしたもの。しかし、読んでみるとなかなかどうして、新書とは思えないほどこの分野の基本概念や研究成果が包括的に取り扱われており驚いた。しかも、筆者の経験談や日常の卑近な例も交え、わかりやすく説明されていた。また、英語だけではなく日本語の例も採り上げられている点も評価できる。恐らく、大学の学部や日本語教師養成講座などの第二言語習得入門の教科書としては非常に便利なのではないだろうか。
最新の研究も入ったお得な一冊 ★★★★★
本屋に行ったら、「岩波新書フェア」の一冊として、平積みになっていました。前作の『外国語学習に成功する人、しない人」に比べると写真がなく、ちょっととっつきにくい感じもありますけど、2000年以降の最新の研究や脳科学研究の話も入っていて、量も倍くらいあって、そのうえ前作よりも安く、お得な感じです。おすすめ!
期待はずれ ★★☆☆☆
 カンケイないかも知れませんが、一応、小生は自学でTOEICが970点です。読み始めてからカバーの帯「効果的な学び方は本当にある?」に気がついてしまったと思いました。答えはこの本を読めばわからされるわけですが、正直に「?」がつけられている通りです。著者はおそらく出版社の期待に反して外国語上達方法をまったく説けなかったのです。岩波の企画倒れ、失敗作でしょう。

 皆さんもご自身の外国語学習に役に立つとか思ってこの本を手にするかも知れませんが、そうだとすれば間違いなく無駄になりますから注意してください。帯の?マークは羊頭狗肉と言われたくないがための岩波のプライドでしょうか。

 しかし、著者は外国語習得論を専門とするアメリカの大学教授だそうです。であればなおさらまだ読んでいない人には、この本が駄作だなんて信じられないでしょう。本書の副題は「第二言語習得論とは何か」で習得法は何かではありません。習得法に関しては「教授法に関しては決定打がない(p120)」が本書の結論となり、期待は完全に打ち砕かれます。驚くべきことに効果的な習得法は著者の大した関心事ではないのです。効果がなくても習得法の総花的に紹介することが本書のテーマ「習得論とは何か」なのです。最後に付け足しのように上達論がありますが、きわめて平凡です。

 それにしても単なる新書だとしてもこの本はレベルが低すぎます。大人よりも子供の方が上達が早いという研究とか、科学とは名ばかりのわざわざ研究しなくとも想像がつく話ばかりで読んでいてバカバカしくなります。まあ、巷で言われるアメリカの外国語音痴が改めて確認できて、外国語習得法はアメリカに学んでも無駄という気がしてします。
語学に対する見方を知り、考えさせられる1冊 ★★★★★
外国語を習得するということは、どういうことなのか。
外国語を習得するメカニズムについて、様々な研究・仮説が紹介されている。

外国語を学ぶ時は母語の影響を強く受けるという検証。
また認知心理学の分野からも「人間が一度に行える処理量に限界がある」とし、
それが限界説にも引用されている。
本では他に「習得順序が決まっているのか」や「外交的な性格は習得に関係するのか」
「年齢による限界はあるのか」「大人になってからの限界は」などが紹介されている。
また、外国語を学ぶと認知症発症を平均4年遅らせ、その進行速度も
(高学歴だと進行が早いというが)変わらない等、脳と言語のアプローチも興味深い。

英語ネイティブが英語習得について考えることが不可能であることを考えると、
日本人が日本人のために効率的な英語習得方法を考案することは非常に有用だ、と感じた。
感想 ★★★★★
良かったです