これまでの人生で「本気で旨い肉」というものを食べた事がない気がする。
肉が食いたいと思っても、半額だの３割引きだのシールがついた肉を買って
「食った気」になっている。
ネイチャーからはきっとバッドネイチャーと言われてしまう事だろう。

そう思いふけるほど、これまでも熱かったが肉について熱く語られている４巻
旨い肉を知る為にわざわざ畜産農家を訪ねたり、牛が好きすぎて家畜商免許を取ったりと、どこまでも肉に対して純粋な男のネイチャーが笑いを誘う。

一見すればグルメ漫画ですが、実在するお店なので行こうと思えばいけるというところ。
ネイチャーのようにただ肉のためだけに一日を「生かす」そんな日があってもいいのかもしれない。
そんなふうに思ってしまう漫画。

「すき焼きは儀式」
深い言葉です。

ハフハフの表情が毎回おなじながら　安定した刃森先生の作画で
ありがちな　安っぽい原作ものとは一線を画す　高レベルの実録ルポ
まんがになってます☆
くわがたは興味ないけど　虫の販売会の話は面白かったです

・・・と作品内で若手編集者コマツの成長を
不敵な笑みで称えるネイチャー．

しかし，一番伸びているのはマンガでの
ネイチャーのキャラだったりする（笑）．

異常なほどの食や趣味へのこだわりを
見せるネイチャーの世界観はこの巻でも
健在で，今後接することの無いであろう
ジャンルであっても，なぜかネイチャーの
熱い語りに引き込まれてしまう．

買って家に届いてページを開くまでの
ウキウキ度が高いほど，自分の好きな
マンガ度合いの目安だと思っているが，
そうした意味ではこのマンガが今一番．

今一番推したいグルメマンガ．

何故カバーにマタギの店で出る肉を載せなかったのだろうか?俺はあの回がもんじゃ大木屋と同じ位好きだったので是非カラーで見たかったのに。しかし内容だけなら☆5つです。面白かった!

初心者のためのガイドというよりは、部外者の「覗き見したい！」という欲求に応えてくれる本作。

興味を持てても、「実際自分が食べに行く」、もしくは「参加する」となるとハードルが高い世界を垣間見ることが出来るので楽しいです。


実際に使う機会は無さそうな、トリビアルな知識を得られるのもいい点です。

フンコロガシを捕獲するとき、洗浄してからビンに入れないと臭くなる、とか。


今回、紹介されている店は全てアクセス可能みたいだから、実際自分でも体験できるはず。

どうしても美味いシカ肉とか、上等な松坂牛が食べたかったら参考にするのもいいのでは？