適切な分散・長期投資を学べます
★★★★☆
金の成る木を植える。
そのためにポートフォリオの組み合わせを考えた上で、長期、分散投資を活用して、精神的、物理的労力を削減しながら効率良く資産構築を行う。
どういった時が分散、長期投資が向いているのか?何故、日本でデイトレードが流行ったのか?この点をはっきり指摘しているのが偉い所かと。(縮小傾向にある物に長期・分散投資をするとどうなりますでしょうか?逆に短期売買(ある種の空売り)を仕掛けた場合どうなるでしょうか?)
半分は著者に賛成します。但し、ポートフォリオ調整や日本株のスタンスに対して異論があります。オッズが良いと思えるなら集中的にそのポジションを確保すべきなのではないか?他人の金を預かるというプロとアマの違いがここに表れているのではないかと。その時々でオッズのいい案件を確保して結果的に分散投資のような形になったというのが理想ではないかと。(ウォーレンバフェット氏のように)
日本株に対しても今までと状況が変わってきたと思います。十分に値も下がり、こと個人投資家の立場から言えば、配当金と株主優待の合計から算出する収益還元法を元に動けばそう悪い結果にならないのではないかと思います。(日本株に関してはキャピタルではなくインカム重視で動いてみる)
景気の悪い時にインカム重視の株式を買い、景気の良い時に債券を買う。日経平均が一定の水準に達したら株式から元本分を資金引き揚げ、外国債かキャッシュにシフトする。後は地合いと相談しつつ最適配置。それだったらそれ程悪い結果にならないと思うんですけどね。今は株式全般に強気論者ですが、平時においてはたっぷりとキャッシュを蓄え、債券へウエイトを置きつつ構築すべきかと。その上で有望と思える特定の新興国が一人負けしている時にインデックスファンドへ投資したいものです。
外債賛成派向けの一冊です!!
★★★☆☆
今、このカスタマーレビューを読んでいて、
「おっとまって、立ち読みしてから納得して買って」と思うのが僕の立場です。
外国債券は、今のドル安でかなりダメージを受けています。本当に買っていいの?
基本は外国債券への投資本です。ですが、山崎元氏などを見ると外債購入をあまり賛成されておりません。こういう中で、外債賛成本と両方購入して、自分の資産運用体制を見直すというのはひとつにはあるかもしれませんね。
あわせて読むことでプラスの考えとマイナスの考えの両方が発見できるかもしれません。
団塊の世代の投資のバイブル
★★★★★
はじめこの本を本屋で見つけた時には、このうさん臭い題名にちょっと身を引いてしまいました。
なにしろ、本の「帯」には、「お金が勝手に稼いでくれる」と書いてあるではないですか!
しかし、本屋で中身をペラペラと見てみると、なかなかおもしろそうなので、取りあえず買ってじっくり読んでみると−
これが、どうしてどうして、眼からウロコが落ちる素晴らしい投資本で、その後の私の投資のバイブルになりました。ちなみに、著者はかつては伝説のカリスマディーラーだったとのこと。
この著者は基本的に、外国債券:7、日本株3の投資配分を推奨しています。
なお、日本株に代えて、外国株に投資する場合、その比率を少し下げることを薦めています。
私ごとになりますが、この本を読んで以来2年間、基本的に外国債券:8、外国株(日本株少々):2となるように、時間をかけてポートフォリオを作ってきました。
この2年間、世界経済が順調だったせいもあって、しっかり資産を増やすことができました。この本のおかげだと、感謝しています。この投資方法は、たとえば、団塊の世代が定年後、まとまった退職金を運用するには、ベストな方法ではないでしょうか?
ただし、この投資方法は、一度、ポートフォリオを組んでしまえば、その後は半年に一度程度バランスをチェックするだけで、あとはお金のことは忘れて、しっかり遊んでいられるところに特徴がありますので、当たり前ですが、投資のリスクはかなり抑えられています。従って、リターンもそこそこです。
リスクに賭けて、一山当てたい、という人にはあまり向かないでしょう。念のため。
初心者向けアセットアロケーション
★★★☆☆
日本株or外国株30%と外国債権70%のポートフォリオを推薦してます。
説明に説得力もあるし、グローバル分散投資初心者の第一歩には
なかなかよいポートフォリオではないかと思います。
次のステップとして、自分なりのポートフォリオを作るためには、
この本を読んだ後に、「内藤忍の資産設計塾」や「貧乏人のデイトレ
金持ちのインベストメント―ノーベル賞学者とスイス人富豪に学ぶ智恵」
などを読むといいと思います。
また、後半の日本でウォッチすべき経済指標に関しては、勉強になりました。
これは正にオカルトでございます。
★☆☆☆☆
要するに外国株を30%アメリカ国債を70%これで分散投資はバッチリ!
なぜならバブル崩壊以降のデータでこれが正しいからという結論。
これは正にオカルトでございます。