デパートや地下鉄という身近で現代的な場所で、昔の豪華な装束の人形たちがそぞろ歩き、うっすらと笑いをうかべた動かぬ表情で、恐ろしい行動を次々とる。それがなんともいやーな感じで…
一番怖かったのは、主人公が気配を感じて自分の部屋(2階)の窓を見るとそこには…! というありがちな場面ですがしばらく窓が見れなかったです。デパートが閉店するまでタンスのなかに隠れて、夜中、ひみつを探る、という部分などはわくわくしたりもしました。
「ガラスの仮面」も異様な迫力に満ちた作品ですが、その作者らしく鬼気せまる作品です。子ども向け雑誌に書いていたと思うのですが…ちょっとこわすぎ…