2002年に発売された人気の美少女恋愛アドベンチャーが低価格化、装いも新たにSuperLite 2000シリーズに登場する。本タイトルはさまざまな想いを描いた人気シリーズの第3弾。夏の始まりから終わりまでを美少女たちと駆け巡る物語を繊細に描いている。
前作「Memories Off 2nd」から1年後、同じ世界のどこかに存在する街、千羽谷(ちはや)が今回の物語の舞台となる。駅から少し離れた、知る人ぞ知る小さな喫茶店「cubic cafe」に出入りする人々を中心に、新たなドラマが展開されていく。
けだるい大学生活を送る主人公、加賀正午。彼は数年前に突然姿を消した恋人、黒須カナタとの唐突な別れによって、心に傷を負っていた。しかし、彼女との偶然の再会によって運命の歯車が再び動き出す。さらに、cubic cafeに出入りする女の子との新しい出会いが重なり、彼の心が微妙に揺れ動いてくのだ。
シナリオは大きく分けて三つの流れになっており、キャラクターを対峙させていくことでそれぞれのテーマを深く掘り下げる形になっている。攻略可能なキャラクターは7人。福井裕佳梨や清水愛、川澄綾子ら豪華声優陣が演じる個性的な女の子との心の触れ合いを感じることができるだろう。(松本秀行)
いまさらですが
★★★☆☆
つい先日ようやくクリアしましたが、やはり前作と比較してしまいますためもうひとつの出来だったと思います。
キャラだけなら前作と同じくらいのクオリティはあると思いますが、シナリオが普通っぽいカンジです。
前作からのリンクとかは面白いところなのですがねぇ。
このシリーズをやってきてるので多少厳しい意見かもしれませんが、やはり前作を凌ぐほどとは言えません。
このあとの作品に期待したいと思います、買ってはいるけどやってない続編が多々あるので(苦笑
想い出にかわる君 ‾Memories Off‾
★★★★☆
世間では酷評を受けた今作わたしはありだった。
わたしの中でメモオフに期待してるものといえば、ありそうな設定とリアリィテーから生まれるドラマである。中途半端に終わってしまうキャラがいたのも事実であるがらしさは出ていたので有りだと思う。
ただキャラ分岐に入るまでの序盤が長い。
そして同じことを言ってるのに分岐に入るとスキップが効かない。
相変わらず、ギャグシーン(と思われる)が寒い。
絵は前の方が好みであった。
メモオフの主人公は、ヘタレであるのは定番である。今作の主人公ショーゴは作中にも出てくるように素直なヘタレである(わかり辛い表現かもしれないが)わたしの中で今作のポイントはここにある。
相変わらずどうしようもない主人公だが、彼の性格設定がまたこの作品のリアリティーを構築するのにかかせない存在であったと思う。
改良点はあるが、わたしは今作気に入った。
ちなみにわたしの評価は、2nd>3rd>1st>5th>4th である。
低い評価をされていますが,実はすごい作品です
★★★★★
メモオフの3作目ですが,雰囲気が大きく変わったので,1と2のファンからは叩かれています。
しかし,これはメモオフ3ではなく,想い出にかわる君〜MemoriesOffというタイトルにも表われているように,新しい境地にチャレンジした意欲作に過去のメモオフのメンバーが出演していると考えると理解することができます。
いわゆるギャルゲーから脱却し,普通の大学生の生活をリアリティーあふれる仕方で描いています。そのため,萌要素,恋愛要素も最低限に抑えられています。
なんといっても序盤にはヒロインが出てこず,男性キャラ同士の会話で物語が進んでゆくところにその特徴が表われています。
シナリオは2人のヒロインがセットになって共通シナリオとなっていて,終盤で分岐します。
そのため個別シナリオが少し短く感じるかもしれません。
しかし,恋愛面よりも日常生活のほうに重点を置いていることを考えると,このバランスを理解することができます。
各ヒロインを終えた後で進むことができる,メインのシナリオはとても考えさせられます。
なぜギャルゲーでこんなことを考えなくてはいけないのかという声もありますが,これがこの作品を特別なものにしている要素になっています。
この作品が取り組んだ境地はあまり理解されず,次の作品では元の路線に戻ることになりますが,マンネリ化が多い恋愛ADVの中にあって,想君が挑戦した姿勢は後々高く評価されることになると思います。
『悪くない』というのが感想
★★★☆☆
メモオフ第3作。メモオフファンからは辛口の評価が多い本作。
自分はメモオフ初プレイだったので続編としての評価は
分からないし、単体でみても評価が分かれる作品だと思う
が、最終的な感想としては『悪くはない』というところ。
廉価版の価格と内容から照らすと、プレイしてもよいのでは?
【シナリオ】
恋愛対象は7人。ダブルメインヒロインでカナタと音緒という
ことだが、カナタシナリオのほうが断然出来がいい。
シナリオが中途半端で『?』というイサ子と那由多、痛いキャラ
の深歩などがいるが、カナタのトゥルーエンドを見るには全
キャラ攻略しないといけないのでがんばるしかない(苦笑)。
ただし、新しい価値観が新鮮な響(口癖『ちっがうよぉ』は
印象的だった)やバッドエンドがあまりに酷くてトゥルーエンド
を見たときには思わず泣けた環のようにサブキャラでも光る
エピソードはある。また、シナリオを進めるにしたがって他の
男性キャラの見えなかった側面が徐々に見えてくる展開にも飽き
がこなかった。カナタエンドに向けての伏線にもなっている。
お勧め攻略順は那由多→イサ子→響→環→深歩→音緒→カナタか。
男性キャラとの会話ウエイトが高すぎ(個人的には面白かったが)
、『生と死』というテーマについては消化不良の感が強い、主人公
の思考について理解に苦しむ場面が多い等、個人的に気になった点
も多く、人により評価が大きく分かれる作品だと思う。
しかし、カナタのトゥルーエンドを見たときの達成感も大きい。
【音楽】
OP曲『リプレイマシン』はアップテンポでパワフルな印象的な秀曲。
BGM曲は全体的に平均以上のレベル。だが1曲が短いのでサントラ
購入は微妙。cubic cafe,Kanata,More memories等が佳曲。
ED曲はコメント困難(=BAD)
【グラフィック】
絵は綺麗。イベントCGがやや少なめか。
【システム】
KIDシステムで快適性は保証付。
信が・・・。
★★★☆☆
ヒロインのシナリオ等には、とくに文句は無いのですが・・・。
前作までとは、また違った感じに仕上がっています。
オープニングもBGMも良し。
稲穂信ですかね、気になるのは。
言動というか、しゃべり方というか、「なんでこんなふうに製作したんだ?」
と疑問に思ってしまいました。
信が気にならなければ、十分楽しめる作品だと思います。