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リトル・チルドレン [DVD]

価格: ¥3,990
カテゴリ: DVD
ブランド: NIKKATSU CORPORATION(NK)(D)
Amazon.co.jpで確認
   とある郊外の住宅街。主婦のサラは幼い子を連れ、ママ友だちと公園で過ごす日々。不自由ない生活だけど、退屈しきっていた彼女は、公園で司法試験を目指す主夫のブラッドを出会う。完璧な妻に支配されていた彼は、サラと急接近し、秘密の関係に…。一方、元受刑者のロニーが釈放され、街は騒ぎになる。彼はあらゆる場所で気味悪がられていた。そんなロニーに嫌がらせをする元警官のラリーだったが、彼にも秘密があり…。
   表向きは普通に見えても、人は誰でも一皮むくとそれぞれ秘密を抱えている。大人になりきれない者たちは、その秘密の気持ちを抑えることができない。そんな人々を描いたのは『イン・ザ・ベッドルーム』のトッド・フィールド監督。人間の滑稽さを描きながらも、どこか怖さもある本作。その根底にあるのは「もしかしてアナタも…」という人ごとじゃないメッセージだ。大人の寓話のような作りだが、時折はさまれるリアルな瞬間に胸を突き動かされ、苦笑してしまう。まさに心を揺さぶる人間ドラマ。ヌードも持さない体当たり演技を見せたケイト・ウインスレットはアカデミー主演女優賞候補に。そして元受刑者のロニーを不気味に演じたジャッキー・アール・ヘイリーはアカデミー助演男優賞候補になった。家族関係、人間関係にメスを入れたフィールド監督、その厳しさ、鋭さには脱帽だ。
気をつけよう!! ★★☆☆☆
ジェニファー・コネリーにセクシーさを追い求める人買う必要なし。
すべては日常から始まります。 ★★★★☆
冒頭からナレーション入りで始まり、演劇っぽい切り口となっています。
日ごろの平凡な生活に何の文句もつけようがなく満足しているようにみえて、実はこころのどこかに渇望した虚しさを満たしたいという欲求に駆られるっていうことをテーマにしています。
そんなきもちは大人のわがままなのかもしれませんが、誰しもが大なり小なり、特にゆとりのあるときにそういったきもちをもつのかもしれません。
この作品はそのような日常の中で、つい魔が差したといった出来心を起こすことやこころの僅かなゆるみがエスカレーションしてしまうことをケーススタディーとして物語っているようです。
釈放されて戻ってきた前科者の役割は、エンディングになって脈絡が出てくる仕掛けになっています。
タイトルの「リトル・チルドレン」の意味合いが余韻としてしんみりと伝わってきます。
ケイト・ウィンスレットがいい ★★★★☆
タイタニック以来ケイト・ウィンスレット嫌いでした。
なぜあのルックスでお姫様的な役なの?とずっと疑問でした。
しかし最近、この映画とホリディを見て、
この人はちょっとだめだったり、問題があったりする、
けれど頑張る女性の役の方が絶対合ってると思いました。

映画の主題とは違うかもしれませんが、
個人的に大好きなシーンがあります。それは、
とある小説について語り合う会合で、
自信を取り戻し始めた彼女が、ちょっと癖のある中心的存在のおばさんに、
トークで圧倒する場面です。
別に言い負かせようとかそういう姿勢ではなく、
自然に話の内容で圧倒しているのです。
恋する(不倫とはいえ)女性は凄いなと思わせる、素敵なシーンです。
大きな大人たち ★★★★☆
メーカーは恋愛映画として売りたいようですが、パッケージなどから先入観を持ってしまうとアレレということになりかねません。
日本人の好きな不倫・恋愛・悲劇モノの皮をかぶって、中身は皮肉たっぷり。
出来たら先入観は捨てて観てください。

原作は「ハイスクール白書」のトム・ペロッタ。

登場人物は皆、社会的な責任を負う立場にある大人。
あるいは親として、夫しての役目を果たさなければならない立場。
でも実態はまるでダメ人間。
性欲を抑制できない中高生のマインドのまま育ってしまった大人達です。

多くの大人たちにあてはまるであろう事象を痛烈に皮肉りつつ、決して批判的じゃありません。
大人になっても情けない姿を見せ付けることで、どこか諦観すら感じる映画です。

行動の結果がすべて悪い方へと転ぶ悲劇ではありますが、描写の一つ一つは苦笑するシーンが多いです。
登場人物が危険な行動を取るたびに「やっちゃった〜」と観ているこちらは呆れかえる。
この辺が喜悲劇を得意とするトムペロッタらしいところ。
露骨な下ネタに眉間にシワを寄せちゃうタイプの人は、この映画は伝わりにくいかも知れませんね。
他人の不幸は蜜の味じゃないですが、こういう感覚がないと辛いです。

「サイドウェイ」「ウェザーマン」などこの手のジャンルが好きな自分としては、一人でも多くの人にこの味を伝えたい。
映画なのでストーリー性やドラマ性も大事ですが、その裏にある”おかしみ”の部分を汲み取って観て下さい。
なんか気持ちがわかるんだよね ★★★★☆
 ケイト・ウィンスレットいいじゃない、がんばてるじゃない。
 まずはそう思いました。
 あのJ.キャメロンの映画の印象を引きずって、いも女優呼ばわりされていた、あの彼女が、いい味出してます。
 赤いワンピースの水着を買って、わくわくを心の中にしまい込んでいる彼女に共感しました。できれば、プールに行く前に水着を着てみるシーンがあってもよかったくらい。
 心の空白は皆が抱えて生きているのものなのでしょうが、こんな人生があってもいいのじゃないかと感じました。(そうはいっても到達は叶いませんでしたが・・。)

 でも 良い映画でした。スティーヴン・ダルドリーの「めぐりあう時間たち」を思い出しました。