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ベター・デイズ+3(K2HD/紙ジャケット仕様)

価格: ¥1,500
カテゴリ: CD
ブランド: ビクターエンタテインメント
Amazon.co.jpで確認
バターフィールド・ブルース・バンドはアメリカのブルース・リバイバルの歴史に8年しか君臨せず、このアンサンブルの集中力はポール・バターフィールドの時代――その頃には結成時からただひとり残ったメンバー――が70年代初めに終わりを告げる頃には、はっきりと衰えていた。彼は1973年に再浮上する。さらに多芸で民主的なベター・デイズだ。彼らのセルフタイトルのデビュー作は、ベター・デイズの力を表している。3人の力のあるシンガー、バターフィールド、ジェフ・マルダー、ロニー・バロンがいて、さらに牧歌的な感覚はレコーディングの場所を反映している。ニューヨークのウッドストックだ。バターフィールドの昔のバンドがブレイクとなる2枚目の『East-West』で「Walkin' Blues」に取り組んだとき、彼らはシカゴスタイルの攻撃性を加味した。同曲のベター・デイズのバージョンはさらにリラックスして、ゆったりと聞ける。バターフィールドの変化する視野が収録曲9つのうちのハイライトに表れている。優しいバラードの「Done a Lot of Wrong Things」だ。(Steven Stolder, Amazon.com)
まさにベターデイズ ★★★★☆
このアルバムや他のベターデイズが、心底気に入った、
という方は、バターフィールドのファーストソロも
お聴きください!!

紙ジャケ再発の盤にあの、ランディ・バンウォーマーの
「アメリカン・モーニング」のライブテイクが
おまけとして収録されており、
「スモールタウン・トーク」が好きな方には大推薦です。
(しかもボーカルはバターフィールド本人!!)

なんというか、この手の音楽に
あまりたくさんの解説は、必要ないですよね。
調べたり研究しなくたって、好きになる人は
自然にたどり着く気もしますし。

アルバムに集ったミュージシャンたちの、
人生でいちばんくつろいで、楽しかった休日
を、音にして分けてもらえたような、
まさにベターデイズなアルバムです!!

ウイスキーを片手に ★★★★☆
ブルース・バンド解散後、バターフィールドが新たに結成した「ベターデイズ」ファースト・アルバム。ボビー・チャールズ、マリア・マルダー、デイヴィッド・サンボーンらがゲスト参加。バターフィールド自身の曲は一曲にとどまっており、ロバート・ジョンスンの①(コーザ・ノストラがイントロをどこかでパクっていた)や、パーシー・メイフィールドの名曲②などの、ブルース、ソウルのカヴァーに、メンバーのオリジナルを数曲加えた構成。ジャニス・ジョプリンが歌うはずだった⑥は名曲だと思うし、アップ・テンポの⑨も、個人的にはお気に入り。バターフィールドのブルースは本物だ。聴き終えたあと、心地よく眠りにつける。
Top of the White Blues ★★★★★
20数年前このレコードの輸入盤を上野で買ったとき、店員のお兄さんから「これは、絶対いいよー」と言われたことが忘れられない思い出として残っている。家に帰り聞いてみると、ジャケットから受けた印象ほどドブルースではなかったけど、「古き良き日」を取り戻そうというコンセプトは気に入りました。ブルースの渋い選曲もグッド。

これはリーダーのバターよりも、表面的には、ジェフ・マルダーとエイモス・ギャレットが中心のアルバムだと思う。この二人のカントリー・フレイバー溢れるインテリジェントでエレガントなブルース・プレイは聞き物だ。白人ブルース・マンとしてシカゴ・ブルースを長年追求していたバターだけど、黒人と同じ土俵で勝負するのではなく、一歩引いて、無理せずに白人らしさを隠さず出してブルースをプレーすることでステップ・アップし、本家の黒人越えを果たしたと思う。ウッドストックのハイダ・アウェー的雰囲気と相まっていい味出しています。

久保田真琴と夕焼け楽団のディキシー・フィーバーに参加していたロニー・バロンのピアノと個性的なボーカルもニューオーリンズ丸出しでエクセレント。それに弱冠22歳のクリス・パーカーのどこまでもクールで的確かつ正確な刻みもグレート。

ミシシッピー出身のブルース好きなアメリカ人(白人)と付き合っていたとき、"Top of the White Blues"と言って、買ったばかりのこのCDを貸してあげたら、国(ミシシッピー)に帰ったら絶対このオリジナル・アルバムを見つけると意気込んでいました。コアなデルタ・ブルースではないけだ、白人だって自分達の特長を生かした、ブラックに負けない最高のホワイト・ブルースが出来ると言う証。

傑作リマスター盤 ★★★★★
本当は、99年に紙ジャケにて発売されたリマスタリング盤のレビューがしたいんだけど、売り切れ完売状態の様なので止むを得ずここで紹介。この91年製輸入盤自体を聞いていないので推測になってしまうのですが、恐らくとんでもなく音質が向上していると思われます。それくらいリマスター盤は凄いです。最近多くの素晴らしいリマスター盤を聞いてるけど、その中でも完全に群を抜いたクオリティーです。とろけそうなギターの音色、コロコロ転がるファンキーなピアノ、哀愁を帯びたブルースハープ、滋味溢れるボーカル、その全ての音の粒がはっきりと形をなし、互いに我一番とばかりにその音色を主張するが、全体のバランスは全く損なわれていない。今隣のスタジオで完成したばかりの「できたての音」が見事に封!じ込まれている。日頃、音にはうるさいJAZZファンの耳にもきっと満足に響く事でしょう。
もし、どこかでこの紙ジャケ盤を見つけたら、たとえ帰りの電車賃がなくなたって絶対買うべきです。
このCD聞きながら、歩いて帰る道のりはきっと至福の瞬間となるはずだから・・・・。
ウッドストックの風 ★★★★★
アグレッシブなブルース求道者だったポール・バターフィールドがバンド名から「ブルース」をはずして結成した「ベターデイズ」。エイモス・ギャレット、ロニー・バロン、ジェフ・マルダーといったウッド・ストックの仲間達と送る珠玉の一枚です。バターフィールドのヴォーカル・ハープはもちろんバックの達人たちのカラーも前面に出し、渋くて深い味わいに仕上がっています。

「Please Send Me Someone to Love」でのジェフの枯れた唄やエイモス・ギャレットの甘くとろけるような脳天逆落としギター、「Broke My Baby's Heart」でのロニー・バロンの柔らかいながらも強い唄声、絶妙にからむポール・バターフィールドのハープと聞きどころ盛りだくさん。

一曲ずつシリアスに聴けば深い音楽性を堪能でき、BGM風に流しながらの読書やコーヒーブレイクにももってこい。楽しめてクセになる長年の愛聴盤です。