望月峯太郎の人気コミックを下敷に、膨大な絵コンテを描いて長編デビューに臨んだという、石井克人監督の気合いの入った快作だ。主人公は、組の大金を奪って逃げている男に、ひょんなことからその道連れとなった女。互いにワケありの即席カップルを、やはり奇人変人大集合の面々が、タガの外れた調子で追いかけ回す物語である。
観どころは、とにかく出てくる顔ぶれの濃さである。特にキレまくりの鶴見辰吾や、デヴィッド・リンチ的変態キャラの新境地を開いた島田洋八など、実にいい味を出している。それにも増して感銘を与えてくれるのが、殺し屋山田に扮する我修院達也だろう。年齢不詳の声やつながりマユ毛からして、インパクトは絶大。さらに腹話術人形のようなアクションも、観る者の心を揺さぶってやまない。小粋なエピローグも二重丸だ。(武内 誠)
究極オフビート系。
★★★★☆
オフビートの芝居と笑いがたまらない。
キャストもばっちりで、いろんな方が言うように我修院が傑作。
浅野君の芝居に見えない芝居につい引き込まれてしまう。
何回も見直してしまう作品だ。
役者さんはいい味出してるんですけど・・・
★★★☆☆
音楽と映像はかっこよくてテンポいい風だけど
実際の展開、テンポ悪過ぎでしょ・・・
原作が大して長いお話ではないので
間を延ばさないと106分持たないのはわかりますけど
延ばし方間違ってません?
関西人だから関東系ギャグがわからないだけかもしれないけど
ギャグも全然笑えない
最初から最後までだるかったです
キャストが豪華でそれぞれいい味出してるのにもったいな過ぎです
これは脚本・監督が悪いとしか思えませんね
最初の長編映画としてもう失敗じゃないですかコレ?
似たような話なら北村龍平監督の「ラブデス」の方が100倍面白いですよ
大好き、このポップ感覚
★★★★☆
石井監督は、タランティーノ監督にこの作品を「COOL!」と絶賛されたそうですが、
監督自身、タランティーノ監督の手法を取り入れたりしているので、言われた時は何とも微妙な感じだったそうで・・・
ということで、この映画のキモはオフビート、かつポップな感覚でしょうね。
映画の冒頭から10分、ここで、好き嫌いがはっきりわかれるでしょう。
私は大好きですけどね。
ただ、寺島進の役がもったいない。
なので星4つ。
この映画をみると、いつもタバコを吸いたくなるんだよなぁ・・・
イカレタ逃避行!
★★★★☆
ストーリー云々よりとにかくポップで、クールで、クレイジー!
登場人物全員のイカレタ感じがとっても良いです。
浅野忠信はカッコイイし、一徳さんは不気味だし、洋八はキモイし・・・
そしてやっぱり我修院達也!!
つながり眉毛に、ダサファッションで、××の殺し屋。
トイレの「スキ」と言ってるシーンは、マジでウケている浅野忠信にマジ笑いでした。
映像も凝っていて、音楽もカッコイイ!
底抜けにブラックユーモア満載で突っ走る!!
いろいろ楽しめて面白かったです。
生存率低い!
★★★★★
この作品のいい所はストーリーだけじゃありません!
カット割、細かいキャラクター設定、おもしろ台詞やシーン...見所満載!
この作品はみんなが主役!
ストーリーがしっかりあってそれにプラスされた笑い。
笑わせてやろうというねらい感がない所がいいです。
何度見ても面白いという映画は他にないのではないでしょうか?
それにしても惜しげもなく登場人物が死んでいく...。