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8つの物語―思い出の子どもたち

価格: ¥1,470
カテゴリ: 単行本
ブランド: あすなろ書房
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児童文学の旗手による、短編の再定義 ★★★★☆
児童文学が好きな人なら誰もが知っているフィリッパ・ピアス。そのピアスの短編集が本書。

昔からいろいろな短編に触れて育ってきた人は、きっと本書のそれぞれの作品を読むたびに「懐かしさ」を感じたのではないだろうか。子供の頃読んでずっと心に残っている数々の短編。たくさんの思い出が浮かんでくる作品群だった。

本書を読み、考えた。最近、なかなか「良い短編」に触れていない。中編、長編ではそれなりの本に出会ってもいるように思うが、「これはずっと記憶に残るだろう」という短編に久しく出会っていない。

本書は、ピアスが良質な短編不足の現在に向けた強力なメッセージにも思える。「短いお話でも、人の心に残るということはこんなにすばらしいことじゃない」。そんなピアスの言葉が聞こえてくるようだ。

児童文学における短編の再定義 ★★★★☆
児童文学が好きな人なら誰もが知っているフィリッパ・ピアス。そのピアスの短編集が本書。

昔からいろいろな短編に触れて育ってきた人は、きっと本書のそれぞれの作品を読むたびに「懐かしさ」を感じたのではないだろうか。子供の頃読んでずっと心に残っている数々の短編。たくさんの思い出が浮かんでくる作品群だった。

本書を読み、考えた。最近、なかなか「良い短編」に触れていない。中編、長編ではそれなりの本に出会ってもいるように思うが、「これはずっと記憶に残るだろう」という短編に久しく出会っていない。

本書は、ピアスが良質な短編不足の現在に向けた強力なメッセージにも思える。「短いお話でも、人の心に残るということはこんなにすばらしいことじゃない」。そんなピアスの言葉が聞こえてくるようだ。

今もなお瑞々しい ★★★★★
ピアスの作品に初めて触れたのは、小学生の時だった。「トムは真夜中の庭で」がその作品だったが、主人公の心理描写の瑞々しさに、引き込まれるようにして読んだ記憶がある。その後も、その作品は私の傍らに絶えずあった。そのピアスの短編集がこの作品だ。題の通り、8つのストーリーがある。子どもたちの言葉にできない心のひだ。子どもの背丈で見る大人のなりわい。そんな世界が描かれた短編集だ。あの初めて触れた瑞々しさそのままに、あれから20年以上経ても、ピアスは存在した。今度は大人の視線で触れられる喜びである。子どもを持つ大人の人に読んでほしい一冊だった。