初心者には難しいカードです。

◆大アルカナ◆
天野氏のイラストが麗しくて素敵です。が、従来のタロットカードの図案を踏襲していないので、いきなりこのカードでリーディングをすることはできません。いったんネットなどで従来のカードの図案と意味を知る(覚える)必要があります。

◆小アルカナ◆
まったく使えません。タロットカードではなく、完全にただのトランプカードです。
図案からインスピレーションを感じることは出来ないと断言できます。
ただでさえ数が多く、意味を覚えるのに時間がかかるのに、手掛かりとなる図案が皆無(コートカードを除く)なため、機械的にカードの意味を覚えざるをえません。

以上の点から、カード、スート、数字の意味が身に染み付いている玄人向けのカードです。

わりと賛否両論があるようですが、私にとっては素晴らしく実用的なものと感じました。しかしカードの厚みとワンドの見づらさから、小アルカナは実用的ではありませんでした。
大アルカナだけを使う分には逆に厚みがあってよいし、既成概念を壊してるからこそ沸き上がるインスピレーション、美しく独創的なデザイン。お気に入りで実占に使っています。付属の本もなかなか分かりやすいです。

友人やら自分やらこのカードで占っています。
街角の占いやさんに占って貰ってもぼやぁ〜〜〜んとしか言って貰えなくて
結局なんだったのか？というパターンが嫌で、なら自分で占おう！
との考えで購入しました。
一般的に使われてるのはちょっと怖かったので、こちらを選択しました。

私感では非常に、的中(苦笑)と思う事が多くびっくりします。
このカードは、ハッキリと啓示がでます(私感ですがｗ)。
初心者の私でもはっきりと解り易くリーディングさせてくれます。
竹を割ったような性格の素敵なおねぇさんみたいなイメージ、良いカードだと思います。
付属の解説本も良いと思います。
こんなにハッキリと啓示が出るのならもう少しタロットについて
理解を深めてみよう・・・そんな気にさせてくれました。

でも、皆様がおっしゃるように基本は大事だと思うので
皆様がお勧めされているThe Rider Tarot Deckも購入しました。
解説本もです＾＾。

実は、私が始めて購入したタロットカードがコレでした。高校時代に友達からタロット占いをしてもらい、それがきっかけで、一つくらいはデッキがほしいな、と思いきや１０年以上がたちました（しばらく忘れていました）ところが、ある日書店でタロット本を見つけカードとセットになっているものは、この本しかなく、とりあえず購入しました。小アルカナが数札で使いにくく、シャッフルやカットの方法等詳しくないので、自己流で使っていましたが、暫くタンスのこやしになっていました。１０年後、ホコリまみれになっていたタロットを発見し、ネットで調べてみたら、パッケージのデザインが違っているではないか！以前の絵の方が良かった気がします。素人の方にはこの解説書のみではカットの方法等解りにくいので、別の本も購入される事をお勧めいたします。独自のスプレッドも紹介されていますので、興味深い部分もありますが、占い用というより、天野さんファンの方用のコレクターズアイテムと考えた方が良さそうです。できれば小アルカナも絵札にしてほしかったです。

天野喜孝氏のイラストが本当に素晴らしいデッキです。
コレクションすべきデッキと言えます。
ただ、実占には向かないカードです。
不満な点をいくつか挙げると、
（１）小アルカナの正逆が分かりにくい（特にワンド）
（２）カードの美術性を追い求めたせいか、カードが異常に厚すぎる。７８枚の状態では、通常のタロットカードの倍の厚みがあり、ひとまとめにならないボリュームである。
（３）カードの裏側が黒で艶が強すぎるので、静電気で埃がつきやすく、指紋も目立つ。あと、うっかりするとその上にあるカードが映ってしまうことも……。
（４）パッケージがあまりにも子供だまし。折角の天野ワールドがあの箱では台無し。
ただし、良い点もあり、添付のエミール・シェラザード氏の占い方や解釈は当たる精度が高く、何といっても安いですので、買うべきものではあります。ただ、増刷される際には、紙などの厚みや印刷、コーティングなど、タロットの本質である「占いをする道具」という使い勝手を考慮しないと、折角の天野ワールドが世界のタロットカード愛好者に本当の意味での広がりを持ち得ないのでは……と思うと残念です。