英語の絵本を読むのが楽しくなりました
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英語の絵本の翻訳に興味があって、購入しました。
一冊の絵本を題材に、実際の絵本翻訳教室に参加した生徒たちの翻訳、そして著者の訳が対比して書かれています。
翻訳するにあたって、どんな点に気をつければいいか
― 文章だけでなく、絵全体もよく見る
― ひらがな・漢字はどれだけ、どう使えばいいのか
― 擬音語・擬態語の使い方
― 登場人物の表情や心情も読み取る
― 翻訳絵本出版への道のり
などなど、この本を読まなければ知りえなかった、絵本翻訳のノウハウをたくさん習得することができました。
でも絵本の翻訳に興味がある方だけでなく、この本を読めば、英語の絵本を読む時に、いろいろな視点から楽しめるようになると思います。
著者がこの本の中で題材に使っていた『Alfie Gives a Hand』の絵本も、とても素敵な絵本で、ますます絵本の世界に引き込まれてしまいました。
絵に描かれた主人公の表情やしぐさから、ストーリーを深く読み取ったり、登場人物の向きからその心情を察したり(向きがページの進行方向になっている時はポジティブな状態、逆に向いている時はネガティブな状態など)、絵本の世界の楽しさ、奥深さをさらに広げてくれる一冊だと思います。
絵本翻訳に興味がある方は必見です☆
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絵本をより深く楽しむためのヒントがいっぱい。
ここに紹介されている本をすべて手に取ってみたくなります。絵本に寄り添うように読み解いてゆく灰島さん。尊敬します!
自分の外国絵本に、訳をつけてみよう
★★★★☆
「翻訳者になりたい!」というよりは、「手にした洋書絵本を読みたい!でも、どうやって?」という人が読むことの出来る稀有な本。
私も英語はさっぱりだけれど、絵本への興味の幅を広げてもらった。
さ!英語の絵本を探しに行くよ!
非常に具体的
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翻訳家をめざしている方は、英語のみならず、
他の言語でも参考になる一冊です。
英語の絵本を実際に翻訳して、翻訳のコツを伝授する手法も、
その内容もおもしろいし、
絵も訳すという意見は、とても参考になりました。
また、具体的に翻訳家になるにはどうしたらいいのか?
お金のことも含めて、きちんと書かれています。
絵本翻訳のハウツーを越えた本
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絵本の翻訳に興味がある人は勿論必見ですが、
絵本が好きな方、翻訳をしてみたい方、にも
とてもおすすめです。
読み物としてもとても面白いし、
絵本にさほど興味のない私も興味がわきました。