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実践ジャーナリスト養成講座

価格: ¥2,376
カテゴリ: 単行本
ブランド: 平凡社
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新聞の 記者の仕事は こんなもの ★★★★★
1.内容
「ジャーナリスト」と銘打っているが、主に新聞社(雑誌やウェブの言及はごくわずか)の記者がどのような仕事をしているかについて書かれた本。分量から明らかなように、核心は第2章と第3章。第2章は新聞記者の記事の書き方、第3章は新聞社を中心とした報道の紹介。
2.評価
ジャーナリストを目指す人、新聞社に興味がある人は当然として、ブロガーにも役に立つ内容。ジャーナリストを目指す人にとっては仕事の一端がわかり、新聞社に興味がある人にとっては新聞記者の思いがわかり(厳しい職業倫理を持って仕事をしていると感じた)、ブロガーとしてはよりいいエントリーをするためのヒントが詰まっている本である(プロの書き方を学んでよりよい内容を目指そう)。ゆえに星5つ。
記者の実際の行動類型が満載 ★★★★★
 この著作で扱われているのは新聞社の記者についての事柄がほとんどで、取り上げられる例の大部分が朝日新聞の記事なのも気になるが、読んでいくとNHKは新聞社と多くの共通点があるようなので、ここの議論を敷衍して考えることが出来そうだし、民放各社については他の要素も考慮する必要があるが、基本的にここでの事実は利用できそうだ。なにしろ記者たちの日々の実践から始まっている議論ばかりなので、読んでいて理解しやすい。

構成は「第1章 ジャーナリズムへの誘い」「第2章 基礎編」「第3章 実践各論編」「第4章 倫理と法」と章分けされているが、断然第2章と第3章が参考になる。
 
 「基礎編」は、項目ごとに、記事の要件、ニュースとは何か、記事の形態、記事の書き方、良い記事・悪い記事、取材法、インタビュー法、伝統的な情報検索・収集法、コンピュータ検索法、社会調査法・発想法、数字の見方・考え方、情報公開制度の活用、とそれぞれ分けられている。読んでいて興味深かった事柄は、例えばニュース価値を決める8つの要因(あるいは3つのキーワード)、ニュースの相対性、記事の種類、記事の構成、記事作成上避けたい表現、文の分かりにくさの原因、取材の分類と取材の基本などだった。
 「実践各論編」も前章と同様、項目別に、政治、社会、経済、スポーツ報道、学芸・家庭・くらし、科学・医療・環境、地方支局、海外支局、写真、整理・レイアウト、世論調査、調査報道、パブリック・ジャーナリズム、オンライン・ジャーナリズム、と分けられている。最初の三項目、日々のニュースでよく目にする政治・社会・経済の項目について読んでいくと分かるのが、記者クラブ制度がどれほど強く記者の行動構造を規定しているかということだ。頻出する記者クラブの名称をメモして列挙してみると、そのいずれもが日本国内の人々の生活に大きな影響力を与える機関であることが分かってくる。言い換えると、それらの機関はニュース価値のある情報を握っているということでもあり、そんな情報を媒介して伝達する報道機関が権力性を帯びるというのも自然だ、というのもより理解しやすくなった。他にも、記者のキャリア・コースが他の広義の官僚制組織と同じ構造であること、地方支局の組織と職務、記者クラブ制度などが中央のそれと入れ子構造になって機能していること、海外支局の項では特派員と内勤記者の協働や、国外に出れば日本語はほとんど流通していないマイノリティ言語である現実、他国での取材では法体系の違いや社会資本整備の違いによる不便さがあることなどが、読んでいて特に新鮮だった。

 毎日ニュースを届けていくマスメディア業界の人々が実際に何をしているのか、分かり始めた。読み方によって得られるものが違ってくる一冊。
この本そのものに記者執筆魂は反映されていない ★★☆☆☆
本書の記述そのものは、ジャーナリズムの観点から言えば悪い手本ソノモノなのではなかろうかと、危惧されてならない。
本書がジャーナリズムの原則として述べてもいる「重要なことは冒頭に述べる」「簡潔・明瞭に書く」「事実と私見を明確に分ける」という三つの留意点が、当の本書において徹底的に破綻している。
例えば、
大見出し【取材法】の下に、小見出しで「定義」と付けられた項が置かれている。しかしその「定義」の項で定義らしい定義は述べられていない。国語辞典から参照引用することもしない。「『取材』の基本は、・・・」と筋の逸れたことを言う。結句は「記者は常に『取材モード』とも言える」で意味がわからない。実質、「定義」の項21行は章全体のイントロダクションであるに過ぎなくなっている。そして章を通読してみても、結局取材の定義とは何であったのか不明確なままである。
そして、新聞じゃないんだから、見出しを「頭の中は『何がニュースか』」とか「逆三角形が泣いている」「もたもたしないで」とか工夫されたら勝手が悪くてしょうがない。
オシャレな洋品店とうそぶく店の、店員の服装がダサくてしょうがない。そういう印象しか受けなんだ。
なかなかいい本です ★★★★☆
これまで取材する側のノウハウをここまで詳しく書いた本はなかったはずです。ただ、細かすぎて内容が多すぎな気もします。でもお勧めです。記者志望の方やライターの卵、ノンフィクション作家志望の方にお勧めですね。
なかなかいい本です ★★★★☆
これまで取材する側のノウハウをここまで詳しく書いた本はなかったはずです。ただ、細かすぎて内容が多すぎな気もします。でもお勧めです。記者志望の方やライターの卵、ノンフィクション作家志望の方にお勧めですね。