最近の「勉強本」は「感謝の声」でページをたくさん割いている本が多く、頭にきていました！
ノウハウといえるものもせいぜいひとつかふたつで他書にも書いてある普通の方法ばかりでした。
ひどいのになると「復習しなくていい」と書いておきながら「重要な事項は憶えろ」というように、１冊の中で矛盾が露呈しているものもありました。

まさに「方法論の終演」かと思っていたところに出たのが本書。
「合格」という目的を達成するために必要な要件が書かれてありそのためのノウハウも満載。
今回は「アイテム集」が１つの章になってたくさん紹介されているのでアマゾン検索も楽です。
来年の合格を決めてくれそうな決定版の１冊です！

庄司先生の中学受験ブログのおかげで息子が私立Kと国立TKに合格しました。
下の子どもは今５年生です。
先生のブログで繰り返し書かれていたノウハウが本書に整理されて書かれているのには感激！
しかも、新しい情報やアイテム集も充実していて「予備のためにもう１冊買おうかな」と思ってます。
ブログで書かれていたことを信じて、秋ころまでは全く届かなかった成績が急伸しました。

大学受験についても書かれているので兄弟に使えます。
小６のお子さまをもつお母さん方は、是非本書に書いてあることを信じて下さい。
１月頃からぐんぐん息子の学力が上がってきたのには本当に驚きました。
今でも親子で感謝してます！
あ、これからもよろしくお願いします。

私は、試験というとそれはそれは大それた一大事のような気がして気後れさえしてました。
先輩の教えを請うたり縁起担ぎをやったりとあれやこれやの精神論の塊でした。
「ヤマが当ったり」「前日に見たところが当ったり」というのは邪道と思ってました。

しかし、本書で書かれているように前日に大事なところを全部見返すことができれば「当る」のはあたりまえ。
見返すことなど絶対できないという思い込みに捕らわれていました。
思い込みに捕らわれて精神論にすがっていた自分が恥ずかしいです。

ああ！こういう本が、こういうやり方を教えてくれる人が昔いてくれたら･･･。
私の見果てぬ夢も夢で終わらなかったのかもしれません。
今の人は本当に幸せですねえ。

凝り固まった「受験勉強とは？」という考え方を覆してもらえる１冊。
難しい方法論が書いてあるわけではなく、本当に「受験とは？」
「ペーパーテストとは？」という原点のようなものを教えてもらえた
気がします。これを読むと、なんだか「自分にもできるかも？」と
いう気持ちにさせてもらえるのもうれしい。
私はすでに、学校受験は終えている年齢なのですが、もっと早くこういう
本が発売されていたら、私の受験の苦労も変わっていただろうな、と。
TOEIC受験時の「合格法」も書かれているので、ぜひ参考にして
今年こそ頑張ってみたいと思います！

昔、大学受験の本試験を受けたとき「え、これだけで俺の運命きまっちゃうの？」という気持だった。
帰り際には既に解答速報が配られていた。
なんだか、浪人してまで懸命に勉強したことがたった数時間で終わったことに虚しさを感じたものだ。

本書は「本試験当日に合格最低点以上の答案を適切に提出する」ことがペーパーテスト合格の全ての要件だと書いてある。
私が大学入試の時に感じた虚しさの原因を見事に突いた表現だ。

勉強をしていれば目標を見失ってやってしまうものだけど「合格」を狙うのであれば本試験で適切にアウトプットできればいいだけだ。
しかし、私を始め多くの受験生はその単純かつ当たり前のことを忘れてしまっている。
試験が近くなると「いまさらバタバタして無意味だ」という間違った悟りを開いてしまったり。

本書はそのような誤りを理屈で崩し、実践的にどうやるべきかをわかりやすく説いている。
最終章のアイテム集も必読だ。