子供向けだが、大人でも耐えうる内容
★★★★☆
杉原千畝について知りたいと思って関連図書を調べたが、案外数少ないということが分かった。子供向けとは知らずに本書を購入した。著者が千畝の肉親であり、内容に信憑性がある。ルビ付きで、小学校高学年向きか。
子どもに読ませるために購入
★★★★★
こんな立派な方がいたんだな・・・という感じで読めます。
ルビつきで子どもに分かりやすい文章だと思いました。
(母も読みました)
小学校低学年には ちょっと難しいかと思いました。やや高学年向きかも。
内容も残虐な場面もなく、スムーズに「戦争」を感じ取れるかと思います。
小学生向け。でも歴史の中の事実を知るための良書。
★★★★☆
奥様が書いた「日本のシンドラー」と称される外交官杉原千畝氏のお話です。
文体が子どもにもわかりやすく、こうした人が映画「シンドラーのリスト」が話題になるまで、世に知られていなかったことは驚きです。
彼について、もっと記してある本も読みたくなりますし、ホロコースト(大量虐殺)を知るための最初の一歩としてもオススメです。
ホロコーストが、原爆よりもはるかに多くのユダヤ人の命を奪ったこと、そうした事実があることを忘れてはならないと思いました。
ドラマを見て、また読みたくなりました。
小学校中高学年向け
★★★★☆
なんとなくタイトルからして「あれ?」とは思ってましたが、小学生向けだったのがちょっと不満。別の本も探してもっと詳しく知ってみたいです。
ですが、内容に関しては、杉原氏のことを知らなかった大人なら十分楽しめる内容だと思います。言葉は子供向けに平易に語っていますが、その内容は「戦争体験談」に他ならないからです。また、ビザを求めてリトアニアの日本領事館の前に集まったユダヤ人たちの表情を写した写真は、非常に貴重な資料だと思いました。たった1枚の写真ですが、奥様がどれだけ言葉を尽くすより、杉原夫妻のそのときの思いと、外務省の意向に背く決意を雄弁に伝えてくれている気がしました。
奥様は確かまだご存命で全国を講演などされているはずですが、できれば大人向けにも1冊出して頂きたいと思いました。杉原氏のことばかりではなく、ご自身の戦争体験談として、この本を読んでそれを推察することが出来たからです。
もとに戻りますが、小学生向けということでは、是非全国の小学校に置いて欲しい1冊だと思いました。この本を通して第二次大戦でいったいどんなことがあったのかを子供たちが知ろうとするきっかけにしたい1冊ですね。
杉原氏の存在を知ってください
★★★★★
杉原千畝氏は、映画「シンドラーのリスト」が流行した時に、日本にも同様のことをした人がいるということで、マスコミから「日本のシンドラー」と評された人です。6000千人ともいわれるユダヤ人を救った決断の裏の苦悩等が、杉原氏の奥さんとお子さんがそれぞれの視点から、分かりやすく書かれています。
また、総ルビ送りや比較的難解な言葉(ホロコーストなど)には説明を加えるなど、小学生低学年位の方でも、内容が理解できるように配慮されています。
杉原氏について、この本を通して、みなさんに知っていただきたいと思います。