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はつこいの死霊 (Marble comics)

価格: ¥630
カテゴリ: コミック
ブランド: 東京漫画社
Amazon.co.jpで確認
題名がすごく物語りとリンクしています ★★★★★
これはすごく面白かったです
初めての長編なのかな?

初恋の叶わなかった無念な気持ちはいつまでも残り
その恋敗れた相手にいつまでも怨念のように取り付いてしまう
・・・・という迷信みたいのが題名の由来です
イマイチこの原理がよくわからなくて、何度も読み返して理解しましたが
これが後半深くかかわってくるなんて!!
何と上手な題名なんでしょうねぇっと感心しました

アパートの隣に住んでいた大学生と中学生の交流から始まり
その大学生がある事情から引っ越してしまい
その十年後に二人は仕事場で出会い
仕事の取引&復讐心?&悔恨で体を繋げる契約をする

余りに二人が最初の一話から見た目や性質が変わってしまうんですが
それが十年経って価値観が変わってしまった状態を表しているようで面白かったです

直情的?で何を考えてるのか解らない年下S攻に
キッチリした普通のリーマンぽい眼鏡&スーツ&カッチリヘアの受けが
色々承諾の上とはいえ、無理やり目にされてしまうのが
ストイックなものを強引に崩す感じでエロティック
場面事態も表現が直接的な部分もありますが
それと相まって関係性やキャラや設定事態が色っぽくて
見せ方や雰囲気が上手いなぁ・・・と思いました

ギリギリまで互いが互いの感情を理解していなくて
その「理解していないこと」を理解していく過程が楽しい
そして書き下ろしのその後で【本当の解決編】だと思います
表紙カバー裏にもおまけがあって
とってもこの本に入り込めて楽しかったです

今回もどこかしら同性愛に対する苦悩?みたいのを自然にキャラが滲ませていて
何も悩みがないような、軽い葛藤だけのBLとは違う
どこかリアルさがあるのが草間作品の魅力

あと、草間さんの絵柄は苦手でしたが、お話にとてもマッチしているために
読み込んで慣れてしまえば常習性があります
なので苦手な人でも読み返して欲しい作品です
(私は最初本当に苦手で読めなかったぐらいなのに、今はすごく好き)
雰囲気はありますが・・・ ★★★☆☆
雰囲気はありますが・・・昔の作品のせいですかね? 読みにくい作品でした。
人物の描き分けが、ちょっと出来てない感じかな?
出版社さんのカラーもあるんだろうけれど、かなり自由な感じですね。
私は、リブレさんの作品のほうが、完成度が高くて好みに合いました。
1冊まるごと ★★★★☆
1冊まるまる同じ作品、という本は草間さんはこの作品のみ。
読み切りでのセンスの良い展開・ストーリーを、
時間をかけてじっくり堪能できた一冊。
減点ポイントは、設定に関して抜け目のない草間さんなのに、
眼鏡の彼の性格については昔と今とで違いすぎる印象が否めない。
というのは、きっと自分の理解力が足りていないのだとは思う。
もっとこの2人について、色々な物語を見たかった。
「この先あんたが被る全ての不幸の原因の 俺の事を忘れるな」 ★★★☆☆

史跡調査員(年下)×建築会社のサラリーマン(メガネ)

草間さんの作品はほかにも印象的なタイトルが多くて(「厄災のてびき」「肉食獣のテーブルマナー」など)、
「センスがいい作家さんなんだろうな…」と漠然と思っていました。

そして一読、「あぁ、やっぱりセンスいいや」と思いました。
「初恋の祟り」、ラブホが入り口のアパート、セリフ回し…

コトに及ぶいきさつはBLにありがちな「勘違い」と「取引」パターンですが、
じつは二人は10年前はお隣同士で…という前フリがあるのでそんなイヤなかんじじゃなかったです。

強引で意地悪なトモ(年下)の、そうとはみせない一途さがグッときます。
書き下ろし(とカバー下)で幸せカップルになってますが、そこで暴露されるマヌケな「真相」には読者もトモ同様脱力しますよきっと。
ブルー・ムーディー。 ★★★☆☆
漫画や小説、映画というエンターテイメントは、アルコールや食事メニューのような
贅沢な嗜好品だと思うのだが、それだけにそれぞれの人の好き嫌いや好みが有ると思う。

高評価が並ぶ作品だったので入手したが、確かに世界観を確立したテクニックは見事ながら、
私個人としては率先して読みたいストーリーではなかった。
おそらく、映画で例えるならば、ハリウッドよりもカンヌというベクトル。

東京漫画社の作品は、ブルー・ムーディーを得意とするように思える。
「大人向き」という表現もあるが、激しさも「静」でもって表現する漫画が多い。
一つ一つは良い雰囲気でも、続けて読むと少し飽きがきてしまうのだ。
しかし確かにボーイズラブ、というジャンルを超越した作家力。
BLにも様々な細かいジャンル分けが必要になった時代になったのかもしれない。