21世紀初頭の本の題名が経過してしまって気になっていたところ、2014年にスライドした。2010年にはギリシャ危機が加わった。
破産対策として全体的にある種のファンドが推奨されているところは以前の本にも見て調べたことがある。
評者はあまり熱心な読者ではないところで読み漏らしたかもしれないが、一つ分かりやすいところで気になったところは以下。
海外の銀行口座開設では機軸通貨国ではない2カ国が勧められている（109ページ〜）。この2国を選ぶ強力な根拠、手続き・方法がどうも簡単で説明不足に見える。これらの国のAA評価の銀行口座を開くというのは現地の通貨を購入することだと思うが、これでヘッジするリスクは当然今後の円暴落である。（暴落しない場合に生じる為替等の損失は自己責任。）
2国での手数料や手法や注意点・実例を読者としては具体的に知りたいと思うだろう。本の後半にあるツアー参加では実践すると思うが、そこまで余裕がない。マスコミはスポンサーの都合で意図的に報道しないケースがあるので、確かに新聞では全く見ない外為情報ではある。