今年最高の刺激的なビジネス書!
★★★★★
装丁を見て、まず思った。かなり精密に書かれた本だと。
その印象は、文章を読んですぐに確信に変わった。
この本が阪本啓一氏のこれまでの著作物やセミナー、Twitterでの発言などを元に論を練り上げ、系統的に加えておそろしく論理的に書かれてある。
しかし、その文章は平易で、例もふんだんであり、読者に相当配慮されている。
表面上は、いままでの著作と同様の文章で、この論理性をみごとに伝えきっている。
おそらく、並の作家では、今回の内容を伝えるためには、この3倍の文章と難解さがついてまわるだろう。
私は、既に、この本を読んで、たくさんのひらめきやアイディアをもらった。
新しい刺激を求めていた私には、今ぴったりの本だった。
これから、毎日毎日何年も、丹念にひとつひとつの文章を吟味して、アンダーラインや、書き込みをして、ずっと持ち続けることだろう。
この本からどれぐらいの新しい知をもらうことができるか、わくわくする。
そして、阪本氏は、常に読者に持ち運びできることも考慮して、できるだけページを少なくしたのではないかと思うぐらい、研ぎ澄まされたビジネス書だ。