パソコンサイトのSEOはある程度知識があったのですが、携帯サイトをはじめて作るにあたって何もわからなかったので手に取ってみました。

ちょっと難しいところもありましたが、図や画像を使ってていねいに書かれているのでわかりやすかったです。docomo とか au とかそれぞれ検索結果が違っていたりするんですねー。パソコンとは違っていろんな環境で見られていることがわかりました。初心者のかたにもおすすめです。

自分は業務で携帯SEOをやって携わっております。

この本の内容ですが、基本的な部分は押さえておりますが、それらは、ほぼ全てネット上や各検索エンジンの公式より手に入れられる情報です。

ですが、それらを自分で調べる時間というのは非常にめんどうなものであり、それらをまとめたノートと考えるならば、良い商品です。

携帯SEOの初歩から学びたいという初心者の方には値段と同等の価値があると思いますが、中級〜上級の方にはやや物足りないといった感じです。

前にコメントを書いた方は酷評していらっしゃいますが、私がいくつかモバイルSEO関連の書籍を読んだ中では、中身が濃くて、かつ読みやすくまとまっていてオススメだと思います。

たしかに「こうすれば順位が上がる」ということが具体的にこまかく書いているわけではなかったですが、そもそも携帯電話におけるインターネットがどのくらい利用されているか、モバイル検索ってどのように使われているのか、をデータを用いてわかりやすく説明されていたり、モバイルだからこそ気をつけなければいけない点についても詳しく書かれていて、いろいろ発見がありました。

動きの速い業界なので、表面的な対策はころころ変わってしまうと思います。それだけではなく、そもそも「モバイル検索」とはどういうものか、というところにまで立ち返って考察されている本書はとても参考になりました。一読して損はないと思います。

SEOの具体的手法は何も書かれていません。
ネット上でよく見かける白書やデータばかりを掲載したり(しかも古いデータ)、独自ドメインの取得方法やアクセス解析の導入方法なんかにページを割いて、肝心のSEOについては、例えば「titleのキーワードは左側から書く」「bodyタグのすぐ後ろは重要」といった初歩的で抽象的なものが少しある程度で、具体的に「titleタグは何文字ぐらいがベストか？」「検索エンジン毎の対策方法と適切なソースは？」といったことは書かれていません。
表紙買いで本を買って、始めて損したと思いました。

「初めて携帯向けっぽいサイトを作ってはみたけど、次に何をしたら良いのか分からない」という方には、この本を読めば何を行っていけばよいか「概要」が分かるので、これから先、本格的なSEOに入る前の予備知識にはなります。