ロジカルシンキングができるようになる!
★★★★★
一般的に日本人はロジカルに考えるのが下手という
ことを聞いたことがある。
ロジカルシンキングを身につけたいと考える人は
多い。しかし、何からはじめていいのかわからない
という人にはとても参考になる。
また、ロジカルシンキングを学んでいる人にも
とてもいい参考書。
マインドマップを使って創造力、知恵、事実など
いろいろなことを洗い出し、
それをソリューションボックス、ソリューションツリー
ストーリーピラミッドに落とし込み
問題解決をはかる。
とてもわかりやすく、またマインドマップにこんな使い方
があったのかと目からうろこな本です。
マインドマップは知ってるけど、ノートを取るとき、
メモ程度にしか使っていない方はぜひ一読してみることを
おすすめします。
すごくわかりにくい…。
★☆☆☆☆
イラストを多用したり例え話をたくさんだしたり、パッと見るとそれっぽいですが、
読んでいると文法が破綻していたり「それさっき書いてあったよね?」というような内容だったり
論の展開がぐだぐだだったりと、読む気をそがれます。
また、厚さの割に中身がないです。
著者はともかく、編集者や出版社はなぜこれを世に出したのでしょう…?
マインドマップを冠すれば売れるということなのでしょうか?
分かりやすいが使えない
★☆☆☆☆
買う前に一度、中を見ることを強くお勧めします。
・ロジカルシンキングとは何か
・ロジカルシンキングができることが如何に素晴らしいか
・ロジカルシンキングを習得することが如何に容易か
という3点については、非常に分かりやすく、丁寧に説明されています。
ただ、その先、つまり「どうやってロジカルシンキングを習得するのか」
については殆ど触れられておらず、言語明瞭・意味不明瞭な抽象論が
繰り返されるのみで、この本を何度読んでもロジカルシンキングを活用
できるようにはなりません。
表題になっている"マインドマップ"に至っては、「思いつくままに落書きを
すればよろし」の繰り返しで、具体的な手がかりはありません。
「ロジカルシンキングとは何か」という表題の本であればこれでも良いのかも
しれませんが、「マインドマップ問題解決」という本ならば、読者は
マインドマップを用いて問題を解決する方法が書かれていると期待するのが
自然であり、その期待には全く応えていない本です。
興味を惹きつけておいて話を逸らす、の繰り返しで読んでいてストレスが
たまること、全体の構成が整理されておらずロジックのフォローが非常に
困難なこと、の2点は著者の力量不足というよりむしろ悪意を感じるので
星は1つです。
マインドマップを学ぶ本ではない
★★★☆☆
全てにおいて明示性に欠けるため読んでいてとてもストレスを感じた。
●まず、名前のつけ方が間違っていると思う。
「マインドマップ問題解決」と大きく書いてあるが内容はマインドマップにはほとんど触れていない。詐欺的。
次に、
●同じ目次名が繰り返し出てきて、それぞれ別の内容なので混乱した。
「第2ルート」
「第2ルート」
「第3節サブステップ」
「第3節サブステップ」…
など。
部分的に読もうとした場合間違いやすい。不親切。
●サブステップだの4stepだの3つの〜だの大切なのだろうが、似た言葉や図の繰り返しが多く、同じものを指しているのか違うものを指しているのかが明示的でないため混乱した。
●同上だが、4Stepの図はソリューションボックスの説明図だと誤認識した。
良く注意して読めば理解できるが、
とにかく表題にしろ、目次にしろ、名前と内容が噛み合っていない感じで、ストレスを感じた。
表題と図については、エディトリアルのデザインが悪いのかもしれない。
目立たせるところや図のまとめ方がヘタなせいで誤解を招くのかもしれないと思った。
ロジカルシンキングと使い方についてはタメになる事が書いてあるとは思った。
内容自体は良い本なのでもったいないと思う。
マインドマップを問題解決のツールとして使うには
★★★★★
初めて読む著者だけど、経営コンサルタントが書いたマインドマップの本ということで書店で見て購入した。
ロジカルシンキングの本は今までも何冊か読んだが、どれも難しい。マインドマップというツールをロジカルシンキングにどう生かしているんだろう、って思いながら読んだ。
思ったより、マインドマップについて、特に書き方については触れられていない(著者も他の本を読むように薦めていた)が、とっつきにくいロジカルシンキングを分かりやすく書いてある点は好感が持てる。
結局、マインドマップもそうだけど、ロジカルシンキング自体も問題解決のための道具、ツールであり、その使い方を極めるよりも、むしろ、この本に書いてあるように、うまく(適度に)使いこなして、本来の目的である問題解決を実現することが大事なんだって思った。
やはり、人を説得するのが一番難しい。どんなに論理的で正しい結論でも、それが人に伝わらなければ何の価値もない。
この本は、その目的を最後まで忘れず、いかに人に伝えるか、人を動かすかということを明確に意識して記述されていて、なかなか実践的な本だと思う。
私自身はコンサルタントではないが、外部コンサルタントとともに、システム導入に伴う庁内の業務改革の提案をすることが多い。なかなか、上司やトップを動かすことができず、悩んでいたが、やはり、理解できない他人のせいではなく、伝えられない、動かせない自分の能力不足のせいだということを改めて感じた。
この本で紹介されている手法は、実践すること自体は難しくない。キーワードは「理想の未来(ビジョン)」と「物語」だ。これを心に銘じて明日から頑張ってみよう。