通算9作目となる本アルバムのテーマは「音楽生活」。後ろ姿の自分に、もう一人の自分が「待ってよ」と話しかけるシーンをイメージしたせつないミディアムチューン<2>、失恋の悲しみから立ち直ってほしいという願いを込めて優しく歌うスローナンバー<4>のシングル2曲に加え、シンプリー・レッドの元ドラマー、屋敷豪太の軽やかなリズムと、CHARAの優しいフェンダーローズでゆったりクリアなサウンドを繰り広げていく<10>、愛息の緋美(ひみ)くんに捧げるアコースティックギターのバラードナンバー<11>など、デモテープ段階におけるオリジナルの世界観をベースに、リラックスムードと温かい空気をそのままパッケージ。穏やかな愛に満ちあふれた彼女のプライベートが垣間見える幸福感いっぱいの1枚だ。(武村貴世子)
光りだす身
★★★★★
みえるわ を最初に聴いたとき
心の最底の地面が苔のように光りだし
心が宙に浮くような感覚を覚えた。
この曲は私の中で
この世で最も美しい音楽です。
このアルバムは生きる当人が歌っているというよりも
生に対して一歩ひいて、とても暖かく、かつ寂しげに
それを見守っているような、そんなアルバムです。
妊娠中に聴いていました。
★★★★☆
とってもやさしい音と、Charaのかわいく甘い声で、妊娠中いらいらしたときに旦那がかけてくれて、とってもやさしい気持ちになれ、リラックスできました。
涙が出たこともあります。
なんだか心の中を包まれるかんじです。
「みえるわ」と「初恋」のふんわりしたかんじ、「ハートに火をつけて」(鈴木いづみの小説のタイトルと同じですが)も、ノれて、大好きです。
アルバムの写真も、旦那さんの浅野忠信さんが撮ったとのことで、すごくCharaのプライベートな顔だと思います。
夜明け前
★★★★★
全体的な感想としては暖かいなぁというかんじでした。
眠る前や、タイトル通り「夜明け前」に聴くととってもリラックスできます。
少し寂しいかんじになる曲もあります。
madrigalと比べると全体的に大分落ち着いたかんじです。
ソファに横になりながら聴くと、気持ちいいです。
すごい、すごいアルバムだ・・・!
★★★★★
個人的にはChara、ここまできたか!って感じの1枚。好みから言うと前作「マドリガル」やその前の「Strange Fruits」の方が好きではあるんだけど、「夜明けまえ」ってタイトルがぴったりの、このアルバムのすごさといったら・・・!ごくシンプルにつくられた音楽(つくられたっていう気がしない、自然に出てきた、流れてきたって感じのすごくナチュラルでシンプルな音)、実にCharaらしい、けど大人(?)って感じのリリック。Charaの夜明けまえを堪能しつつ、自分の夜明けまえを感じるような1枚なのです。のっけの「Beautiful Day」から魅せられてください。
Another classic Chara album!!
★★★★★
After seemingly a long hiatus from her solo career, Chara returns in force with this new album. Like her other offerings, Chara's unique voice and singing style and diverse selection of background music make for a relaxing yet challenging collection of songs. For those tired of standard J-Pop or shallow musicians will be well-served by the depth and breadth of Chara's music. Songs to check out include みえるわ (#2) and ハートの火をつけて (#7).