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ロウアーミドルの衝撃

価格: ¥1,680
カテゴリ: 単行本
ブランド: 講談社
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結構前に読みましたが ★★★☆☆
相変わらずの大前節で気持ちがすっきりする内容でした。危機感とこれからの生き方の方法については、わかってきたもののなかなか実践は難しい気がしますが・・・。印象に残っているのは、東横インのビジネスモデルを昂揚している内容がありましたが、ある種経営者がいかに従業員を搾取するかという点があるかもしれません。そのようなシステムが出来上がれば、一部の人が儲かる仕組みなのかもしれませんが…。思想と実践の難しさは常に隣り合わせのような気がします。ホリエモンの事件のしかり。
お勧めの一冊 ★★★☆☆
いつものように大前研一さんの本質をつく原因分析と具体的な対処方法が表現されていて、ためになる一冊でした。内容に真新しさはありませんでした。というのも、ご自身の著書で何年も前から主張されているテーマの繰り返しだからです。それでも、一億総中流階級と思いきやそうでない時代になり、これからの日本は危ないから、こうすべきだという主張は引き付けられます。道州制の導入、資産課税の薦め、教育の強化を軸に、日本の進むべき道しるべを示してくれています。政治家が読んでどういう反論やフィードバックを是非してほしいです。反大前研一論なんていう本を出版する人も見てみたいです。
結論の政策提言は、あまりにも未熟 ★★☆☆☆
 ロウアーミドルとは、「年収600万円以下の中流の下層(中の下)の世帯の人たち」を意味する。従来日本は、総中流時代と言われてきたが、最近では”中の下”の人たちが8割を占めるようになり、その数のボリュームが日本の経済活動に衝撃を与えつつあり、その今後の影響とその筆者なりの処方箋を記述した本である。

 ロウアーミドルを主な対象にするビジネスは、「安くて良いもの」(筆者は「なんちゃって自由が丘」あるいは「ニューラグジュアリー」と表現している)であると発見したかのように論旨を展開していくが、当り前と言えば当り前のこと。また、英語が得意なせいか、日本語の言い回しがかなり古臭い。加えて、統計データの数字や図表を使って年収別世帯数の変化等の説明しているが、”本当に有意差があるのか”程度の差を取り上げて論理展開している。更には、結論の日本の政治に向けた処方箋としての政策提言は、あまりにも未熟で全く共感できない。
年収3万ドルで人生が楽しめる社会 − 同類の本とは一線を画します ★★★★☆
10年以上前、アメリカで仕事をしていました。
初めてアメリカに行ったとき、移民の給与の安さと彼らの生活の豊かさに唖然としました。

治安は悪いし、いい加減なサービスも多いけれど(銀行で平気でミスが起きる)、
年収3万ドルで結構人生が楽しめる社会になっている。

日本がサービスに過剰にお金をかけて、その分生活が苦しくなっているんだなと
実感したものです。
(すべてが安全であるべきと考え、あらゆる官製の指導が入り割高になる)


さて現代日本。

情報化、グローバル化と大きく世の中が変わるなか、日本もM字型社会になってきている。
そうなると、これまでのような社会ではロウアーミドルが生活できない。
ロウアーミドルが好む「なんちゃって自由が丘」型がふえてきてしかるべし。

著者は、今の日本は不況で苦しいというよりも、生産革命、流通革命で価格が下がっている
だけで、貨幣の価値が下がっているわけではない、
だから不況対策としてお金を使うのは検討違い、と言う。
それよりも規制(官僚)を減らすなど、その方向を推進した方が社会は豊かになるという。
なるほど、そういう見方はしていなかった。

現状の分析はさすがだし、そして生活者大国という目指す先を設定する力がさすが大前さん。
多少変な話が混じっていても、筋がぶれないのは大義がしっかりと立ってそこへ至る道を
真剣に考えているからでしょう。

ただし政策提言などは雲の上の話に(いつものごとく)なりがちなので、
そこは自分でもしっかり考えないといけない。

でも自分なりの考え方をまとめるためにぜひ読んで欲しい本です。
似たようなタイトルの本がいくつかありますが一線を画します。
過去〜現在〜未来に至るまでの日本の経済格差を理解するためのテキスト ★★★★☆
過去〜現在〜未来に至るまでの日本の経済格差について理解を得られる。
今後の日本経済・社会に対する氏の提言は、過去の著作とほぼ同様の内容。
その内容は素晴らしいものだと思うのだが、惜しむらくは、それを実現に移すための段階的手順(政治へのアプローチも含め)が見えてこないことである。それだけ提案の内容が大胆なためとも言えるが。