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神仏たちの秘密―日本の面影の源流を解く (連塾方法日本 1)

価格: ¥1,890
カテゴリ: 単行本
ブランド: 春秋社
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セイゴオの集大成 ★★★★★
実際、家で読んでびっくり!!
読ませる!!

特別、従来からの氏の主張に進化はないが、表現の深化は著しい!!
『花鳥風月の科学』や『日本という方法』からの主張が、具体的、特に視覚的な構成の妙で(流石、編集工学者!!)今まで、なんとなくだった理解がなるほど!!…と深まること請け合いだ。

アワセ、キソイ…ウツロイの哲学もこの本だけで、粗方、分かるようになっている。
仏教の縁起、空の理解に於いては、私の考えと異なるが(それと、いまだに小乗というのは古い、いずれ千夜千冊でスマナサーラやテーラワーダ系の本も取り上げてほしい)、それを差し引いても、充分五つ☆や!!

講義のボードの感じも臨場感があって良いね!
二巻、三巻も購入決定!

期待してますよ!


方法の国、日本 ★★★★★
P154〜P155の、日本神話構造〜神統系譜〜
だけでも、買う価値あり!
いままで、日本の神話が好きな人もそうでない人も、日本神話の一連の流れをつかんでいる人は少ないのではないでしょうか?
もちろん、有名な話を個別には、知っていると思いますが。
この図では、日本神話の一連の流れを、それぞれの神がもつストーリー毎に囲い、物語の順序を方向で示しています。

腑に落ちた!!

しかし、何でこんな簡単なことを、学校は教えてくれなかったんだ。怒。

もちろんセイゴーさんの編集術によってわかりやすくなっているんだろうけどね。
この神様図だけでなく、日本という国にいて、”正しい”と思ったり発言したりするのに、ためらいを覚える人に本書をオススメします。
和魂洋才、漢字を真名(まな)といいかなを仮の名(かな)という、不思議な国日本。
この絶対矛盾的自己同一性は、入れ子状態の相互補完だよなー、なんて思ってたけど、
セイゴーさんは、たらこスパゲッティーは刻みのりをかけて箸で食うのがうまい、という日本人がもつ方法で説明します。
ナルホド。



『千夜千冊』を買いたくなる・・・ ★★★★☆
日本を主語にして語る、あるいは

日本を主題にして語るのではなくて

日本が持っている物事の見方、とらえ方を

「方法日本」としてすくい上げていく。

方法日本にかかわるキーワードを本書では

太字のゴシック体で表記。

例えば、ソロイ、アワセ、キソイ、絶対矛盾的自己同一、

ムスビ、もどき・・・・などなど。

日本が外来文化にどう対処し、どのように仏教を受け入れ、

またどのように神話を作り上げていったのかを語りながら

「日本という方法」を浮き彫りにしていきます。

最も興味を引かれたのは、歴史の中の「結び目」に関する箇所。

藤原不比等以降、藤原氏が朝廷で絶大な権力を握っていくのに

反比例して追い落とされていった忌部氏が、伊勢の祭祀権を

奪取すべく、そもそも論を語るエピソードなど。

「連塾」というライブでは参考資料として配布されたであろう

「千夜千冊」は一部しか掲載されていないのが少し残念。

紀伊国屋書店本店のレジ奥の棚に置かれている『千夜千冊』が

気になって仕方ありません。