内容 ○、文章 △、写真 × ⇒編集者しっかり検討せよ!!
★★★☆☆
鉄道好きにはそそられる内容が存分にちりばめられているが、
文章とレイアウトが悪く読みづらさが先行してしまった。
内容は決して悪くないだけに残念!!
あえて言うなら、編集者は実際に
製本された本書を読んだのかな?という思い。
1)説明文として文章が拙い。
⇒編集者がきちんと修正してあげないといけない
土地勘がある人にしかわからない説明はNG
2)図表と本文とのバランスが悪い
⇒図表と本文があまりにも離れている箇所あり。
読者がページを行ったり来たりする回数を
減らすように編集したんでしょうか?
3)図、写真ともに脚注で説明するだけではわからない
⇒写真中に矢印で方向を示す、範囲を丸囲みにするなど
工夫する必要があると思う。さらに、そのような編集が
できない原因としては、写真が総じて小さく見づらい点がある。
上述にも関連するが、単行本から文庫化する時点で、
読者目線で検討したか大いに疑問が残ります。
著者の仕事は、鉄道の魅力を多くの方に理解してもらうのに、
非常に意義深い。だからこそ、表現する部分でその業績が
マイナス評価されるのは避けたいですからね。
編集担当の方は、細心の注意を払っていただきたいですね。
単行本を持っている人は要注意
★★★★☆
新刊が出たと思って買ってしまった。
先にいえば、「<図解>新説 全国未完成鉄道路線――謎の施設から読み解く鉄道計画の真実」と97%ぐらい同じである(ほぼ手が入っていないと思ってよい)。
書き足してあるのは、小竹向原と千川駅間の平面交差解消部分(p.51)と成田スカイアクセス部分(p.81)ぐらいか。その辺は、若干写真も挿し替わっている。
大井貨物線を使った羽田空港へのアクセスについて何か加筆があるかと思ったが、それはなし。
ただ、内容的にはとてもおもしろい話(歴史や経済の変化と鉄道建設。鉄道建設は巨視的には広域的な都市計画だと思う)なので、単行本を持っていない人にとってはお勧め。
あと、この手の本では、評判は極めて悪いし、旧刊であるが、「帝都東京・隠された地下網の秘密 (新潮文庫)」辺りがおもしろかった。
自分の世界で
★★★☆☆
ご自身の目と足とで確認した結果から”類推”を役所などから発表された”計画答申”の内容で固めている内容だが、”素人の勝手な類推”の域で書かれているようで、この表題の本出すなら、もっと“専門家”、”確実な情報”で納得させるものにしてほしかった。
文章の内容も”自分自身はわかっている”であり、説明内容を読んで理解するには困難(何がどうなっているんのかイメージしにくい)なもの。