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λに歯がない λ HAS NO TEETH (講談社文庫)

価格: ¥550
カテゴリ: 文庫
ブランド: 講談社
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カッコいい感想は書けませんが。 ★★★★★
今まで起きてきた出来事のどれかに何かとてつもなく深い意味がある!
そしてすべては繋がっている!
読んだ後、私の頭は漠然と、そんなことを考えていました。
この物語が向かう先はどこなのでしょう。
本当に楽しみです。

この物語の未来にわくわくさせてもらったので星5つ。
境界外における価値観 ★★★★☆
 事件は山吹たちが実験をしていた研究所で起きる。4人の銃殺死体。死体は歯を抜かれている。そして、システム的に監視された環境下での密室である。

 このシリーズで一番『すべてがFになる』との関連性が意識されているように感じた。もちろん全く異なる部分も多いのだけれど、事件に見られる表面的な現象や犀川創平と西之園萌絵等の会話から受ける印象が似ているように思う。もちろん演者は変化しているのだけれど。
 そして、死という境界を越えた先を、人はどのようにとらえるのか、ということ。死後も生者と同様の価値観を保持するのか、脳波がフラットになれば何の価値もなくなるのか。死者が何も語らない以上、それを判断することは生者にしかできない。