大人と楽しめる本
★★★★☆
そうだったんだ〜と、あっと驚くストーリーで、大人も楽しめました。
息子と一緒に読んだのですが、おたまじゃくしがカエルになる場面は、
「うわ〜♪」と喜んでました。
命だったりそういう大切さを子どもに伝えることって
難しいのですが、こういった絵本で一緒に伝えられれば
ほんといいなと思える、そんな絵本でした。
ケロロさんの吹く笛の音色を聞いてみたいな。
大人になっても忘れてはいけない事
★★★★★
子供も大きくなって自分も年を取り、久々に「やなせたかし」さんの絵本「いねむりおじさんとボクくん いのちのもりで」に出会いました。やなせさんは90歳になられるというのに、子供の頃の純粋な心を忘れてはいない。すごいな〜。文明や科学が発達して便利な世の中になったけれども、忘れてはいけない事。私たちは自然の中に生かされている。そして、それぞれには大切な命がある事を・・絵本を通していのちの大切さを改めて教えられたような気がします。大人になって忘れてしまった子供の頃のような純粋な心をも、思い出させてくれました。
小さい子供に読んであげれたらいいな〜。まだいないけれど、孫ができたら絶対読んであげようと思います。音符がオタマジャクシになっちゃう発想なんて素晴らしいよね。ダイヤモンド社の「いのちの絆シリーズ」楽しみにしています。心の財産かな・・・・
大人も読めるほんわか絵本
★★★★☆
久しぶりのやなせさん新刊なので早速読んでみました。子供の頃、やなせさんの「やさしいライオン」で
号泣した経験があって、期待に胸を膨らませて読んだのですが、物語としては比較的じんわりじわーっと
くる内容になっています。最後に落ちがあるのですが、これは秘密。直接的ではなくて、後で考えると
そうだったのか〜とほんのりと感じ入る内容に仕上げられてます。
いのちの大切さって、今の時代、直球ではなかなか伝わらないということも踏まえられているのかな?
また、出てくるキャラクターが秀逸で、ボクくんといねむりおじさんのコンビは楽しい感じが出ているので、
タンタンのように続編が出ると嬉しいですね!
ペン画の原稿感が残されているのは、好きな人とそうでない人に分かれると思います。
個人的にはデッサンからの暖かみが残るほうが好きなので、気に入っていますが、もう少し彩色も手書き
の味付けがあると嬉しいなあと思いました。
でもこのトーンが最近のやなせさんなのかもしれないけれど。
自分の子供がまだ1歳半なので、もう少し先にならないと意味を伝えられないんですが、シリーズ化
され、やさしいライオンを超える名作が出ることを期待して★4つとさせてもらいます。
最後に、一言。
最後のページのケロさんを描いた絵は胸にしみこんできました。