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西武争奪―資産2兆円をめぐる攻防

価格: ¥1,575
カテゴリ: 単行本
ブランド: 日本経済新聞社
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西武事件って何が違法なのか? ★★★★☆
これまで表に出てくることのなかった、堤猶二氏にスポットが当たっている点で貴重な内容と言える。また、義明氏と清二氏の双方の下で行動をともにした経験のある猶二氏への取材を大きく扱っている唯一の本。
巻き込まれている当事者には申し訳ないが、西武事件は単純に「面白い」。「創業家」「名義株」「億万長者」「銀行」「外資ファンド」「乗っ取り」など、映画になる日も近いのではないかと思うくらい、ドラマのような世界が垣間見える。
商法、会社法を学ぶ大学生や企業の法務部門の方にお勧めします。格好の研究材料でしょう、「西武の争奪劇」は。もちろん映画製作会社の方もご一読を。いいシナリオできますよ、きっと。
経営者の評価ほどうつろいやすいものはない。 ★★★★☆
西武の物語は長い。創設者である康次郎、世界一の富豪と呼ばれた義明、作家でもある清二。それぞれの成功だけを背景に、その闇の部分を語ったものは多かったが、義明失脚により、堤のオーラが消滅した後の展開を詳細にトレースしたものを探している人には、待望の書である。
それにしても、今からみると、なんとも愚かな話である。ほとんど経営の態すらなしていなかった西武グループ、危機に直面してからの義明の当事者能力を喪失した対応。なんとも崩壊する時はあっとである。しかも営々二世代に渡って、非合法な手法を駆使してまで維持してきた富が、迅速、効率的に他者の手に渡っていく様は、ドミノかオセロのようである。もっと他に富の使い道がなかったのだろうか。