子どもたちと情報社会の接点は多くなる一方で、
なにか始めなくてはと考えていました。
類書も読んでみましたが、平易な文体と
具体的でわかりやすい点では群を抜いていると思います。
本書は情報モラル教育の初心者でも
インターネットそのものの超基本さえわかっていれば
すぐに子どもに教えるためのガイドになると思います。
第4章のモデル学習案は小学生のキャラクターを使った
子どもにもわかりやすそうな展開例でした。
ここだけなら家庭でも使えるかもしれません。
その素材もダウンロード可能ということで早速試してみましたが、
専用サイトの動きは特に問題なくスムーズでした。
警鐘を鳴らすだけではなく、
実際に授業に活用できるということが本書の魅力だと思います。
その分、実社会の危険に対する突っ込みはやや甘いかなと感じました。
情報モラル教育の必要性を感じた教師なら
持っていて損はない本だと思います。
2学期から少し試していくつもりです。