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やさしいUML入門―Javaオブジェクト・モデリング

価格: ¥2,310
カテゴリ: 単行本
ブランド: ピアソンエデュケーション
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   Javaによる開発には、オブジェクト指向に基づいた設計の作業がつきまとう。通常はUMLに基づき、図を使用しながら要求をオブジェクト化していくが、慣れないとなかなか定義するべき事象がうまくつかめない。Javaのclassまで落とし込む作業が厄介だったり、静的な部分からの定義と、動的な面からの定義の使い分けが難しいといった困難がつきまとう。実際に使用するためには、やはり経験が必要だ。

   本書は、オブジェクト指向型の設計に使用するUMLをJavaに落とし込むまでのプロセスについて解説したものだ。シーケンス図やクラス図、ユースケース図などUMLで使用される図の解説や使用方法、そして実際にJavaのコードに落とし込むまでの一連の作業が説明されている。抽象的な概念であるUMLを解説するために、ATMの動作やレンタルショップの事例などをもとに、具体的な作業を説明しているので、ひと通りの作業をイメージすることができるだろう。ただし、Javaの基本事項については解説していないので、別途学ぶ必要がある。またUMLの専門書ではないので、より詳細な内容が知りたい場合は、本書に掲載されている参考文献を利用するのがいいだろう。

   本書はUMLをJavaで利用するための一連の知識を与えてくれる。例として扱っているモデルがやや単純すぎて、より複雑なモデルを取り扱う場合のノウハウが少ない感があるが、入門編としての役割は十分果たしてくれる。UMLとJavaの連携を学びたい方におすすめしたい。(斎藤牧人)

is-a, has-a関係 ★★★★★
いいかげんな入門書とは一線を画している。

Rational Unified Processとの関係と、UMLを結びながら説明している。

関係に
is-a
has-a
それ以外
という3つに区分している。

なんでも階層化した関係で捉えればよいという考えではない。

また、具体的なJAVA言語に対応しているのもありがたい。

図の優先順位については、動的なものは、
シーケンス図、ユーズケース図、ステートチャート図としている。
なんでもユースケースという一面的な態度ではない。

自分で利用するのは、専門分野の都合上、状態図、シーケンス図、ユースケース図という順番で検討しています。利用者なら、ユースケース図、シーケンス図、状態図という順番かもしれません。

ps.
チャートは図という意味だから、ステートチャート図という表現はおかしいかもしれない。ステート図または状態図、状態遷移図でいいのではないだろうか。
「かんたんUML」の次の本 ★★★★☆
本書の冒頭にお薦め書籍の読むべき順序が掲載されています。
それによると本書はオージス総研の「かんたんUML」の次に
読むべき書籍ということになってますが、確かにかんたんUML
で基本の基本を押さえた上で読むと理解が容易だと思います。
本書で使われている言葉の表現はより正確なんだろうと思い
ますが、その分やや硬い印象です。

やさしくは無いですが・・・ ★★★★☆
java初心者の時にタイトルにつられて購入しました。
その当時はjavaも駈け出しで、UMLは全く知らない状態の私にとっては難しくて途中で投げ出してしまいました。
java歴2年を経過してUMLとはなんぞやを知っている今読み返してみると、やっとこの本の良さがわかりました。
著者の浅海さんもこの道では有名な方であった事も最近しりました。
タイトルにつられてしまいがちですがある程度Java経験を持ってUMLの概要程度は理解している人にお勧めします。
そうしないと私のように本棚にねむっている期間が長くあるかも・・・
網羅はしていないが ★★★☆☆
UMLを網羅してから読もうという人には、別のUML本から入ってみる方がいいです。私はもう1冊別の本を買いました。
この本はJavaと関連づけたUML入門の本なのですが、UMLもJavaもある程度知っている人向けのような感じの書き方のように思いました。

部分的にUMLを知っているのと、全体を知ってから部分を使うのとでは、UMLの使い方も違ってくると思うので、この本は私には向かないような感じです。他の書と違った面もあるので、他の本を読んでから読み直してみようと思うところです。

Javaを前提にしたUMLの利用法。 ★★★★★
javaはある程度やっているが、UMLはまださわっていない・・・という方にオススメだと思います。

わたしは2年ぐらいjavaを見てきましたが、UMLは一切知識がありませんでした。

何冊か別のUMLの入門書を読んでからこの本を読みましたから、完全に初学習で読んだわけではないのですが、解説も丁寧で、非常にわかりやすく、今まで混乱していた情報がすっきりとまとまった気がします。

他の本は「UMLとは何か」に終始しており、実際のコーディングとどう結びつくのかが分かりませんでした。

この本ではjavaの用語と対応してUMLの用語が解説されていくので、効率がよいと思います。他の本はそれ独自でUML用語が解説されていくので、javaでしってる概念とは別の概念だと思ってしまい、整理できませんでした。

javaの知識㡊??ある程度あったので、「コンクリートクラス=javaにおいてフツーにnewオペレータで生成できるクラス、と考えて差し支えない」などと、既知のことから知識が広がっていくのが快感でした。

UMLの記号に関しては、はじめちょっと説明不足の感もあるかなと思いましたが、巻末に大量にページを割いて「UML for Java クイックリファレンス」が掲載されており、本全体では過不足ないかと思います。

図も多く、解説も平易で、私は買ってきたその日に全部読みきってしまったほどです。これはホントにオススメです!!