ブルースロックの至宝
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若きジェフ・ベックの渾身の一枚です。この時すでにクラプトンはクリームで弾きまくり、ペイジはツェッペリン結成前と言う時代背景…しかしその後のツェッペリンのファーストアルバムを含めてもブリティッシュブルースロックの最高峰はこれです!
まさにブルースをハードにヘヴィにプレイしていてそのセンスの良さやデフォルメし過ぎないアレンジはハードロックあがりのブルース好きにはたまらないのだ。あとやっぱりロッドのボーカルは良いしジェフの音も良い!
ハードロックの歴史が始まったのはこれとクリームからじゃないでしょうか?
もしかしたらツェッペリンを超えていたかもしれないグループ
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68年発表。第一期ジェフ・ベック・グループの一作目。メンバーはロッド・スチュワート(vo)、ロン・ウッド(b)、ブルースブレイカーズに参加していたミック・ウォーラー(Dr) にゲストとしてニッキー・ホプキンズ(k)、ジョン・ポール・ジョーンズ(org) が参加した。当時はそれほど有名ではないにしろ、現在から見るとかなり豪華なメンバーが揃っており、はっきり言ってこのメンバーからだいたい想像が付くアーシーなブルース・ロックをやっている。ロッド・スチュワートは言うまでもなくジェフが獲得したヴォーカリストとしては最強の人物であり、ほとんどバッキングというものをやらないギタリストと渡り合うにはもってこいだった。また本来はギタリストとして参加したものの、ベーシストが決まらなかったためにベースになったロン・ウッドは完全にリード・ベース状態であり、クセの強いソリストがお互いを牽制し合う様はゾクりとする快感をもたらしてくれる。ミックの乾いたドラムスの音色も味わい深いし、強引に加わってくるニッキーの乱暴なピアノもかなりいけると思う。1.はヤードバーズ時代の曲。6.はアコギのソロ。8.はジミー・ペイジの曲であり、ベックを加えたオリジナル・ツェッペリンとして演る予定だった曲。
お互いのエゴがむき出しになっているため、まとまりと言う点ではややポイントが低いものの、この乱暴さはかなりの魅力。ものすごいエネルキーを感じるハード・ロックの原点的名盤。
音質向上
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今回のリリースは紙ジャケットにオリジナルLP時代の帯まで復刻しただけでも嬉しいのだが、なんと言っても既発盤とは比較にならないほど音質が向上している。各パートが立体的に録音されているのはもともとであるが、今回のリマスターでそれが分かりやすくなっている。本作で特筆すべきはロッドの歌唱である。最近でこそ活動しているのかどうかすら情報が無いロッドであるが、80年代後半まではなんとか頑張っていたものの、薄味のナンパなアメリカンポップスに傾倒していた。ところが本作でのロッドは後にツェッペリンで才能を如何なく発揮するロバート・プラントとフリーでその天才的歌唱を世に知らしめたポール・ロジャースのちょうど中間のようだ。極めてエモーショナルかつダイナミックなその歌唱には40年近くになる今でも輝きを失わずに聴き手を圧倒してくれる勢いがある。『TRUTH』とういタイトルと裏ジャケのジェフの写真があまりにもかっこよく、自分の中ではフリーの『FIRE AND WATER』と同じように愛着のあるアルバムだ。
安心してご購入下さい!
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このCDはEU盤で発売されているものと同内容の日本盤の再発ですが、コピーコントロールCDではありません。以前の日本盤の購入を控えていた方も安心してご購入下さい。アルバムは今更説明するまでもない素晴らしい内容で、ボーナストラックも入ってこの値段は大変お勧めです。以上
安心してご購入下さい!!
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このCDはEU盤で発売されているものと同内容のUS盤ですが、コピーコントロールCDではありません。EU盤の購入を控えていた方も安心してご購入下さい。アルバムは今更説明するまでもない素晴らしい内容で、ボーナストラックも入ってこの値段は大変お勧めです。以上