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Beck Bogert & Appice

価格: ¥705
カテゴリ: CD
ブランド: Sbme Special Mkts.
Amazon.co.jpで確認
3人が楽しそうだから、誰もが楽しめる! ★★★★★
ベックの中でも、このアルバムほど、天才ジェフベック以外のプレーヤーの肩の力が
いい具合に抜けた感じに楽しそうで、のびのびと楽しい雰囲気が録れているものもない
のでは?と思えるほど、敷居が低く、すっと入って行けます。
リスナーの誰もが楽しめる、良アルバムに仕上がっています。
お値段的にも「“ジェフベック”って、どんな感じ?」という人にもオススメです。

ただ、一旦入ってしまうとクセになり、毎日聞くことになり、なかなか他を聴く気になりません。
マックスとボブ ★★★☆☆
ポリス以前、70年代ロックのトリオはちょっと特殊だ。曲よりインタープレイが重要とされるからだ。その点に於いて彼らは上位に位置するだろう。しかしこのスタジオ盤はどこか小さくまとまった感がある。
理由はリズム隊の歌物指向だろう。彼らはこれ以前カクタスで4枚アルバムを出しているが、正直本作の数倍プレイに迫力がある。ただ曲は2の次だった。この事があって2人は本作をかなりメロウに仕上げたかったんだと思う。

対してベックは違った。憧れのリズムを得て最強のギタートリオを目指したのだ。だからこそ当初同伴した第2期の才人マックスミドルトン、ソウルフルな喉のボブテンチをリハの途中で切った。

しかしこれが失敗だった。第2期とBBAは共にソウルやR&Bの影響を色濃く打ち出したが、彼ら2人が持ち込んだ洗練されたセンスが、40年近く経った今でもなお第2期を古びさせない要因だという事にベックは気付かなかったのだ。

果たして本作は垢抜けない物となった。ただインタープレイに於いてはLive盤で明らかなようにベックの願い通りジミ、Creamを凌駕する事に成功したように個人的には思う。
ジェフ・ベックが70年にやり残した音 ★★★★★
73年発表。ジェフ・ベックが、ティム・ボガード(b)、カーマイン・アピス(Dr) と結成したハード/ヘヴィ・ロック・バンド。元々は第一期JBG解散後、この3人にロッド・スチュワートを加えた編成での活動を考えていたようだが、ベックが交通事故で活動停止になったため、ボガード&アピスはカクタスを結成、ロッドはロン・ウッドに誘われたフェイセス(スモール・フェイセス) に参加したためその時は流れてしまった。その後カクタスが解散したため、ジェフも第二期JBGを解散。二人と合流して本作が生まれたという経緯がある。何となく本命の女が別れたから、即刻今の女を捨てた・・・的な感じだが、それだけ彼が待ち焦がれたリズム隊であることは音を聞けばすぐ分かる。ジェフ・ベックの一連の作品の中でも最もハード・ロック色の強い骨太のサウンドは非常に魅力的だ。また彼の作品としてはヴォーカル・ハーモニーを重視した珍しい作風になっており、あまり指摘する人はいないようだが、ここが一番の聴きどころだと思う。
1.はいかにもなリフが炸裂するクソ重いハード・ロック。ブルースを基本にしていることは第一期JBGと変わらないが、味わいが別次元である。2.のヴォーカル・ハーモニーは明らかにクリームを意識している。曲そのものもモロにクリームだが、BBAの方がスピード感を強く感じられる。3.は美しいソウル風のバラード。ヴォーカル・ハーモニーの素晴しさは特筆もの。バックではメロトロンも登場。4.はスティービー・ワンダーの提供曲だが、骨太なハード・ロックに仕上げている。タイトなスネアの音が良い。5.はカントリーっぽいバラード。非常に暖かみのある佳曲であり、ベック主導のグループではあり得ない曲だろう。6.は思いっきりポップなビート・ポップ的な曲。トッド・ラングレンのナッズ辺りが近いか?7.もクリーム的なメロディが登場する。9.は有名なソウル・バラード。この曲で締めるのは卑怯かも。。。そう言えばトッド・ラングレンの作品も73年。
本作が、ベックの70年にやり残した音だと思うと非常に興味深い。しかしながら、実際には73年であり、音楽シーンもベックの志向もそこから大きく変動していたことは確か。“あの頃やりたかったこと”が実現するとさっさとその夢を切り捨てて前に進むところは本当にジェフらしい。何にしても70年代のハード・ロックの古典の一つであり必聴盤であることに疑う余地はない名盤。
たしかにスーパー・グループだが・・・ ★★☆☆☆
このメンバーで出来上がったアルバムにしては、ハッキリ言ってつまらない。
初期のジェフベック・グループに通じる、”何をやりたいかよくわかっていない”状態
がここでも見られる。楽曲はバラエティに富んでいるというより、散漫な感じ
がするし、ハードロックというにはブルース・ロックから抜け切れず、
ツェッペリンと比較するには、あまりにも方法論が古臭い。
本人も後のインタビューで認めているとおり、やはりブルース・ロックには
向いていないのだろう。やはりベックはブロウ・バイ・ブロウ以降に
才能を発揮した人だと思った。
生の音 ★★★★★
かつてレコードで持っていたのだが、この度あまりのお買い得価格につい購入。
高校時代に聞いた時、ベックのギターよりむしろカーマインアピスのかわいた激しいスネアの音、ドカドカという擬音がビッタリのバスドラの音のほうがインパクトは上だったように記憶している。また、ひずみまくったティムボガードのベース音は、当時の古いステレオのウーハーが苦しそうにうめくような激しさだった。
今聞いてもこの印象は変わらない。この音には年齢を忘れて、魂を揺さぶられつい興奮してしまう魔力がある。
今のいい音の録音しか知らない世代にぜひ聞いてもらいたい生の音の固まりだ。