こういうのってありですか?
★☆☆☆☆
本書のヴィクトリア女王とその夫、王子に関する記述は、同じ著者が同じシリーズで出している『ヨーロッパの王妃』の同女王に関する記述から抜粋してつぎはぎしたと言ってもよいしろものです!
こういう事って、やってもよい事なのでしょうか?
他のイギリス女王に関する記述もそうかそうでないかは、時間の無駄なので確認するのを止めました。書店で手にとって買える人は気づくでしょうが、通販で買ってそうと発見した人は憤りを覚えるのではないでしょうか。
著者の良識を疑います。
内容も著者の史観が感じられない無味乾燥なものです。
一般人向けの書物としてみても、「AはB(国王)のやしゃご」とか「AはBの直系の子孫」と言えば済むところを、「Aの母はBの七男Cの長女」という書きかたをするので、わかりにくいことこの上ない。
これだったら系図を自分で読んだほうがマシです。