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図説 ヨーロッパの王朝 (ふくろうの本)

価格: ¥1,890
カテゴリ: 単行本
ブランド: 河出書房新社
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なんて入り組んでいる世界なのでしょう。 ★★★★☆
ヨーロッパの歴史関連本を読んでいて、
“ここのところがよくわからない”と思うことがある。

たとえばなんでドイツやオーストリアなのに
「神聖ローマ帝国」なのか。

ある時、「それは神聖でも、ローマでも、帝国でもない」という文章を見て、
“なるほど”と思いました。

この『図説ヨーロッパの王朝』を読んで、
なんと錯綜した世界なのだろうという
その込み入った様子がよく分かりました。

ドイツ、オーストリア、フランス、スペイン、
イタリア、ベネルクス、イギリス、北欧、
ロシア、バルカンと順を追って、
錯綜した、入り組んだ世界を、的確に簡潔に、
スケッチの名手のような腕前で書き進めていきます。

随時入る地図・写真・図版も的確で、
過不足ありません。

良質な書籍 ★★★★☆
図説 ヨーロッパの王朝 (ふくろうの本) いつも活字ばかりを読んで、画像を見ない。それが私の悪いクセである。
 一時は地図を見ながら歴史小説を読んだほど熱心だったにもかかわらず、今は実に怠惰になってしまったよ。

 その反省から、時々、資料集のような図説モノを手にするように心がけることにした。その一発目が本書だが、非常に複雑な歴史を持つヨーロッパの王朝について、高校時代の世界史の復習をするために本書を学ぶ。

 実に簡潔にわかりやすかった。
 文章はしっかりとしていて基本的な王朝のお話がよくわかった。あとは図説なのだから、もっと挿絵に力を入れてほしかった。とくに系図に関しては付録的に書籍の後部に一括して掲載するのではなく、王朝ごとにもっと目を運びやすいところに掲載してほしかったと、その一点を非常に惜しいと感じた。

 基本的にお薦めできる書籍。
斬新なヨーロッパ王朝史 ★★★★★
いわゆる王家物語とは異なり、歴史的視野に立って王朝と真正面に取り組んでいる点が斬新である。具体的には(1)ヨーロッパ史の大きな流れに各王朝を連動させている。(2)ヨーロッパの王朝を網羅的にカバーし、相互に比較・対照させている。(3)現代欧州が王朝時代からどのような正負の遺産を引き継いだかを跡づけている、といった点だ。内容的にも、図版と略系図が目配りのきいた本文と有機的にリンクされていて、概説書ながら広がりと奥行きがある。ヨーロッパが凝縮された王朝史ともいえよう。
人の顔が見える「ヨーロッパ史」 ★★★★★
「ヨーロッパ史に登場する王や王妃はどのような顔か?」という好奇心に応えるように、その肖像が豊富に載せられているというのは、読者にとって大変ありがたいことです。さらに、当時の都市の姿や国境を記した図が見られますのも、旅心を刺激します。東西を分断した壁が崩壊し、中欧が復活。拡大EUの議論が「ヨーロッパって何?」という素朴な疑問を改めて浮上させている今、こうした王朝の歴史についての認識は、複雑な欧州諸国の起源を理解する助けになるでしょう。解説も、読者への配慮にあふれて読みやすく、歴史的イメージを視覚的に拡げる喜びがもたらされるように思います。
底の浅い本 ★★★☆☆
『図説 ヨーロッパの王朝』というタイトル通り、図版が多くてヴィジュアルな魅力は否定できない。
しかしながら、解説は最早や常識となってしまっている事柄ばかりだし、紙数も乏しく、敢えて読むに足る代物ではない。
興味深い史譚や逸話の類も、ほとんど掲載されていない。
カラー図版だけを見ながら時を過ごしたいという人々向けの作品である。