「マンガメディチ家物語」の巻末の「参考文献」欄に本書の名前もあるが、構成や使っている写真・絵はほぼ同じ内容。
よくまとまっていて読みやすい。

イタリアは花の都フィレンツェというと有名なのはウィフィーツィ美術館とメディチ家である。メディチ家は長年フィレンツェを支配した元商人・貴族。一族から２人も教皇を出し、はては大公になったものまでいる。そいった豪華絢爛かつ複雑なメディチ家の系図を肖像画付きで紹介してくれているので大変わかりやすい。歴史的背景から人物の性格、特徴、趣味、嗜好等とその人物が成した事業が簡潔にまとめられている。膨大な系図を、この様にコンパクトにまとめられたものだと感心させられる。