木魚はお経のリズムを一定に保つが、正確なリズムでのリードは脳に一定の安心感を与え、暗唱を楽にさせる効果もある。
だから暗記などの退屈な作業もメトロノームなどのリズムに乗ってやるとよい。

この本では、単に「この勉強法がいい」というだけでなく、それがなぜいいのかを、例を交えて心理学的な根拠から説明してくれていています。

また心理学だけにかたよらず、筆者の勉強時のＩＴツール、オススメ本なども紹介されていますが、決して「俺から学べよ」的な勘違いした文体ではなく、あくまで謙虚な主張スタイルにも好感が持てます（人によってはまどろっこしいと感じる？）。

人の心はこういう性質がある。だからこの勉強法は効果が出にくく、こっちの勉強法が効果的。
論の運び方がわかりやすく、説得力がありました。

最近のライフハックや勉強法ブームの中でも、私自身はかなり好きな著者の一冊。なぜ好きかというと、単に自分の経験や思い込みを語るのではなく、脳科学や心理学をもとに、「なぜ、その方法がいいのか」というハックの根拠を書いてくれるからだ。

この著書も勉強方法に関して書かれた本だが、勉強に当たっての心構えを心理学的な側面から説明したり、また、勉強に役に立つアナログ、デジタルのツールもどうしてそのツールがいいのかを紹介している。

「自分はこうやったら成功した」っていう勉強本が多い中で、ちょっと異質なところがいい。

とてもいい本。しかも、大事なところは赤字になっており、読みやすい。

具体的な勉強法というよりは、勉強をするための環境作りについて重点が置かれている本。
この手のビジネス本としてみれば、内容のうち 2 割程度は役立つ情報が書かれていたので、買っても損はないと思います。
ただ、茂木健一郎さんの著書を読んで記憶の仕組みや脳の使い方 (やる気や集中力の出し方) を知っている人には既知の情報かも...。

帯に「勉強を、“快感”にする！！」とあり、買いました。
確かに誰でも楽しく続けられるテクニックがいろいろ紹介されていて、勉強が楽しくなりますね。
特別に強い意志がないとしてもここには勉強を続けていくヒントが満載です。

表紙とタイトルがいまいちな感じがしましたが読んでみると一気に読めました。なかなかよく調べられた本で、難しい言葉や現代のびっくりするようなアイテムの存在を知ることができました。