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その時、殺しの手が動く―引き寄せた災、必然の9事件 (新潮文庫)

価格: ¥546
カテゴリ: 文庫
ブランド: 新潮社
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本当にあった怖い話 ★★★★☆
事実は小説よりも奇なり。
ここで語られる話はとにかく恐ろしい。
被害者の方々にはかける言葉もない。

人間とは不確かな存在であり、善人とか悪人とかいう2元論では
到底計り知れない不安定な生き物である。
人間は環境の動物といわれるが、ここで加害者となっているモノと
いわゆる一般的な普通の生活をおくっているモノに
本質的な差異はない。

誰もが加害者になりうるし、また誰もが被害者にもなりうる。

凶悪犯をかばうわけではないが、何かに押し出されるように
そうならざるを得なかった彼らの闇や孤独を
人事とは思ってはいけない。
それがこのような悲劇を抑止する一番の作法ではないか。
殺人事件の構図 ★★★★★
比較的、最近起こった9件の殺人事件について、書かれています。ノンフィクションですが、再構成されていて、ドラマのように話が進んでいきます。殺害に至までの過程が描かれていて、興味深いです。人はどうして、人を殺すのかを考えるのに参考になると思います。
事件の痕跡 ★★★★☆
 大事件が起こったその後、関係者の生活を書いたものも掲載されています。
 また、知らなかった事件も載っており、
「こんな怖い事件もあったのか。」
と読みました。
 週刊誌や新聞と違い、冷静に書かれているので、読みやすい文です。
 周辺や生い立ちについて、詳しく書かれているものもあり、事件の背景をかいま見ることができます。
虐待日誌を読んで。 ★★★★☆
本当のことを言うと虐待の所はほとんど読めませんでした…。
あまりにも惨すぎて…。
ちょうど2歳になる息子がいて確かに言うことは聞きません。
魔の2歳児と言われる時ですから当たり前といえば当たり前なんですが、
彼女(母親)が虐待する対象が2歳の女の子だったか…確かにいろいろ中に理由は書いてありますけど

この魔の2歳児の時期にある子はある意味虐待の対象になりやすかったと思います。
この虐待日誌を読んで思わず息子を抱きしめてしまいました。

あとがきが最高に良い ★★★★★
殺人者、被害者の生い立ち、殺人にいたる経緯など取材した本です。
こういう本を読むと暗澹とした思いになるのですが、もうひとつ
説明不可能な好奇心に襲われて目が離せなくなるのです。
これは何なんだろうと思うところに、あとがきのコメント。
「これだ!」と思いました。
この本で紹介されている殺人者、被害者たちにもう一人の自分を見ていたのです。
そのもうひとりの自分に怯える自分。
あとがきのコメントによってすべての事件が他人事ではなくなり、自分に迫ってくる思いがしました。
この本は反面教師としての教材になりえると思います。