ギャンクスター
★★★☆☆
ボンノこと菅谷は三代目山口組若頭補佐の一人で小さい頃は泣きのボンノと言われていた。煩悩が強く、常に泣いて駄々をこねるからだ。そんなボンノも成長し社会のダニへとなっていく。それはまさに典型的なギャンクスターの華やかな一生と言える。私はボンノは三代目山口組で組長土下座の田岡、若頭マゾの山建、後に四代目となるブサイクの竹中と並ぶ好きなキャラクター四天王と考えている。
この本にはボンノの栄光と没落が描かれている。給食の残飯という巨大利権を手に入れた山口組が繁栄していくなかでボンノは地位を固めて行く。しかし、エロ本の万引きからボンノは破門され、失意のまま死んだ。まさにギャンクスター。