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快楽殺人の心理―FBI心理分析官のノートより

価格: ¥1,631
カテゴリ: 単行本
ブランド: 講談社
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人として ★★★★☆
実際の事件をもとに殺人の背景から行動までを冷静に分析しています。
何故、どうしても生きた人体を分離しそれをコレクションせざるを得ない
人が存在するのか。何故人肉を食べること以外では救われないのか。
そのような人びとに対する書物としては類例を見ない。それらを考察の
対象外にする殺人本は論外としても、幾人かの人生にとって殺人の
プロセスを楽しむこと以外でしか生きる希望が得られないことがよくわか
ります。決して綺麗な本ではありません。最後まで読み通した人も少ない。
ただ世の中に生きた人間の骨や臓器、頭部、血液を取り出し、被害者の悲鳴と断末魔がなければ救われないという人も、ある程度の割合で存在し懸命に生きているということだけは知っておいた方がよい。
「空想」の怖さを知る ★★★★☆
映画「羊たちの沈黙」「ハンニバル」などの下敷本が本書。前作「FBI心理分析官」よりも、より学問的なしあがりになっている感を受けた。FBI心理分析官とは、殺人現場の状況から、その犯人のプロフィルをつくる専門家。著書によれば、殺人者をつくりあげるのは、野放しにされた悪しき「空想」であるという。その意味で、「空想」への「メディア」の影響について、心理学的に研究が進められる必要があるだろう。 内容的にしかたないが、殺人の描写はやはりきつい。