スティーブ・マーティン作はいくつも見たが、
この映画は彼の最高傑作です。

というのも、ふざけた演技が印象的なのは確かだが
キャラクタは決して濃くないスティーブが一人でふざける
映画が多い中で、この映画、彼の数倍濃いキャラの
ジョン・キャンディに振り回されるというありそうでない
ストーリーだからです。

自分が疲れているときに見たら、ＴＶでみてても
一緒になって迷惑だと切れたくなるほど、
下品にふざけまくる（本人にとっては普通かも）ジョン

彼のおふざけに、たまに乗っかるが、結局切れるスティーブ
この繰り返し。絶妙なコンビです。

元気なときに見れば爆笑間違いなし。

エンディングの感動シーンも、コメディアン？の中で
演じきれるのは何人もいない

どっちもできるのがスティーブのいいところ。

タイトルは邦題だと思いますが、付けた方のセンスが素晴らしい(笑)。英語の原題よりもストレートに面白さが伝わりますね。で、本編の感想ですが、コメディ映画史に残る傑作だと思います!。とても笑える作品ですが、笑いにクドさが無いというか、しつこくないというか、絶妙な加減で笑わせてくれるのです。アメリカン・コメディにしては、日本人にもウケる笑いだと思います。テンポもとても良く、無事に家に帰れるのかというスリルもあります。やはり名監督(ホーム・アローンの脚本なども手掛けています)の腕と、主演の2人の名演技の賜物でしょう。また、ロード・ムービー風になっていて、次々に場所が変わるので、絵的にも見飽きることがないのも良いですね。アメリカ旅行をしている感じもして楽しいです。最後には、デルの意外な事実が分かったり、感動的な終わり方だったりで、最初から最後まで丁寧に作られています。あまり知名度が高くないのが残念ですね。頭に残る音楽も良かったです。

昔は、映画は２本立てが普通だった。このときも、もう一本の映画（何だったか忘れている！）を目当てに映画館に足を運んだときに、偶然出会った作品である。
スティーブ・マーティンやジョン・キャンディなんていうアメリカのコメディ俳優のことなど何も知らなかったが、あまりのおもしろさに、以後彼らにはまることになってしまった「記念碑的」作品である。邦題は、原題とニュアンスが違うので戸惑うが、一生懸命になればなるほど、帰りたいスイートホームから遠のいてゆくブラックユーモアに爆笑したものだった。
笑わせるためなら、何だってやったるぜ！！という気合いの入ったシーンが満杯のおすすめムービーである。
そして、ラストのあの優しさに心癒されるのである。、
サタデー・ナイト・ライブを観ながら爆笑できるような英語力がほしいと心から願うものである。 故・キャンディに合掌。

ジョン・ヒューズが急死しました。監督＆プロデューサーとして「すてきな片想い」「ブレックファスト・クラブ」「恋しくて」と数々の傑作を残しましたが、この「大災難PTA」こそ、彼の真骨頂を現した大傑作！　主演の二人の名コンビぶりもさることながら、やはりヒューズの笑いのセンス、そしてエモーショナルな盛り上げ方は天才的で、ラストは涙なしでは観れません。

あまり日本ではヒットしませんでしたが、クラシックとも言える傑作です！

とにかく見てください　最後のハッピーエンド　ipneに何時もいれています