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名盤鑑定百科 協奏曲篇

価格: ¥2,625
カテゴリ: 単行本
ブランド: 春秋社
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吉井さんの本で一番良いかもしれない。評価も意外と割りに客観的で納得できる。 ★★★★★
「交響曲編」「バッハ・バロック編」みたいな作家としての吉井さんの音楽エッセイ的な面白みを期待していた人は(私も(笑))余りに真っ当な解説なんで面食らうかもしれない。 楽曲の解説は、添付されたカデンツァの譜面なども参照しながら丁寧に私みたいな初心者にも解りやすく有り難いですね。交響曲編は結構抜けている曲(ブル1、2とか、ハイドン「オックスフォード」とか)が有るなと初心者の私が感じるくらいでしたが、協奏曲編で不満はモーツァルトのバイオリン協奏曲は最も駄作の五番だけ、最近かなり取り上げる人の増えたエルガー、シェーンベルクのバイオリン協奏曲が無いくらいでしょうか。 評価も音が大きさ(アンサンブルの美しさは二の次みたいな(笑))重厚さ(モーツァルト、ハイドンですら重い方が偉いみたいな(笑))評価しなかった「交響曲編」よりは客観的だと思います… が、やっぱり吉井さんは耳がお年寄りなんで、バイオリンもピアノも音が大きく元気良くが基本(笑)あまり繊細な演奏は好みじゃないらしい。 今まで買った吉井さんの本では一番実用的に使えてます。
これは便利です! ★★★★★
非常に多くのCDについて論評しており、録音の良否、演奏の良否が分かる。
全てのCDに短評が付してあり、コメントにも工夫が見られる。
クラシック本の定番シリーズ ★★★★★
この「名盤鑑定百科」シリーズは全てよい。凡百のクラシック本とはレベルが違う。評価も順当で納得できる。
とにかくオススメ ★★★★★
代表的な協奏曲のほとんどすべての演奏に細かく評価を加えた労作。本文もさることながら、各演奏についての1行コメントが読んでいてあきない。本書を書き上げるのに著者がどれだけのCDと格闘したかがしのばれる良心的な本である。挿入された作曲家・演奏家の肖像をはじめとするさまざまな図版も貴重なもので、それを眺めているだけでも楽しい。とにかくオススメ。
驚異の3409枚! ★★★★★
 吉井氏の著作を読んだのは初めてだったのですが、驚きました。素晴らしい名著です。この書物では、協奏曲の中から名曲と呼ばれる曲を100曲を選び、その曲の内容や成立事情等を解説しています。ある程度専門にわたることをも記していますが、表現に工夫を凝らしており、音楽に詳しくない人が読んでも楽しめる内容となっています。楽曲についての著者の視点の提示の仕方がきわめて中正を得ていて、好感が持てました。解説のあとには国内盤として発売されたLP・CDの一覧が掲げられており、その全てに30字程度の短評が付されています。

 個々のディスクの演奏評は従たる地位に甘んじていますが、取り上げたディスクの枚数が非常に多いことから 、やむをえないといえます。というより、短評を加えたディスク数の多さに圧倒されます。たとえば、ヴィヴァルディの四季は81枚、バッハのブランデンブルク協奏曲は65枚、ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲は78枚・・・。100曲について取り上げられたディスク数3409枚というのは、ちょっと凄まじいものがあります。よくこれだけたくさんの録音を聴いたなと感心します。この書物は名盤鑑定百科シリーズの第4冊目で、他に『交響曲篇』『管弦楽曲篇』『ピアノ曲篇』があるそうです(全部吉井氏による著作)。どれも3000枚前後の録音に短評を付しているとのことですが、あまりの量の多さにただただ呆然とするばかりです。他のシリーズは読んでないので分かりませんが、少なくとも本書(協奏曲篇)については買って損は!しません。非常に良い仕事をしています。

 CDのノーツについている無味乾燥とした解説よりも、よっぽど本書の解説のが良いです。これからもずっと愛読しようと思います。