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グリフィンの年 (創元推理文庫)

価格: ¥840
カテゴリ: 文庫
ブランド: 東京創元社
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笑えました ★★★★★
作者の作品はだいたい皆そうなんですが場面が目に見えるようです。
グリフィンたちがキュート。もうとにかく笑えました。
表紙はギャグシーンの1つです。
癖のある新入生 ★★★★☆
 『Year of the Griffin』(2000年)の翻訳。『ダークホルムの闇の君』の続編的な位置づけの本だが、独立して読んで問題ない。
 ダーク魔術師の末っ子のエルダが主人公。魔法学校を舞台に、グリフィンや人間やドワーフなどが入り乱れて活躍する。
 著者らしい柔らかい筆致が魅力的。込み入っていたストーリーが、最後にすっきりまとまり、解決へと向かう構成力も見事。
 ただ、読み終わって何だかモヤモヤしたものが残るのも事実。柔らかな文体といかにもな大団円に誤魔化されそうになるが、けっこう残酷な物語であり、積み残された問題も多いような気がする。
これも辛口先生批判? ★★★★★
「ダークホルムの闇の君」の、その後って設定。ダークの子が大学に入って 楽し〜い?学校生活を送る。
〜講師は研究者であって、教育者ではない〜と、誰かに言われたことがある。そんなような視点が あちらこちらに ちらほら。ニヤリとする。
いろいろな ドタバタが 終わりの方へいくうち、順序正しく?絡まりあって 解けていく。作者にとっては、珍しくスムーズな運びかも?

最後の方で たくさんの恋が 花咲く。
唐突に 恋に落ちるのだが、むふ〜、現実の恋も こんなもんかもしれないなぁ。☆
この世界の続編があれば、きっと 読む。
楽しかったです ★★★★★
とても面白かったです。魔法使いは誰だ、アブダラの空飛ぶ絨毯と並んでニンマリするところが多くて好きになりました。
ダークホルムの闇の君もグリフィンの年も暗い印象のタイトルと装丁、創元推理文庫のDWJは初めてということで食指が動かなかったのですが、読んでよかったです。
前作がチェズニー氏によって支配された世界を救うドタバタ革命物語であるとすると、
今回の8年後の舞台は魔術師大学を中心としたドタバタスクールものです。
前作では平淡に冷淡に殺戮や血生臭い戦闘シーンが次々と書かれる部分もありましたが、今回はスクールものでずっと安心して読めました。
主役はエルダ1人というより6人新入生全員で、6人とも個性的で目が離せなくなりました。
前作ではただの変人扱いだったダークも、ずっと偉く、箔がついた感じですし、ケリーダは引退後も相変わらずです。
ブレイドとキットも、世界最強の魔術師と目されているのもニンマリ。
チェズニー氏の巡礼観光会時代のからの8年の歳月は大学や周辺諸国が独自の歴史を積み重ねているようで、
前作に登場した国や人物の知識も深まって、ナルホドと思うところがたくさんあります。
新登場のフリューリィの繊細な描画、シェイクスピアの喜劇や宮崎駿を思わせる高尚な?大団円。
ちょっと、こんがらがる部分もありましたが、6人が自分自身を見つめなおし成長していく過程も示唆深く、繰り返し読むのが楽しみです。
次回作ができることを願ってやみません。
本歌取り ★★★☆☆
楽しい作品で子供から大人まで気軽に読める作品ですが、ダイアナ氏の作品を少しばかり読ませて頂くと、ファンタジーの大御所様の作品の匂いがちらほら。

グリフィンと言えば、ルイス、キャロルの「アリス」が原点?
(テニエルの挿し絵がまず頭に浮かびます)擬人化された動物たちも印象的。バラエティに富む新入生がドタバタするのはコーカサスレースの元ネタから?で、アリス的なネタを、この作品でダイアナ氏は一般的な子供向けレベルにアレンジして遊んでいるような印象をうけます。

本歌取りという和歌の手法がありますが、良し悪しではなく(先行作品があるからこそ、今のファンタジーやSFの広がりがある訳ですが)本歌取りした歌を素晴らしいと手放しで誉める前に、元歌(元ネタ)を知って欲しいと思います。
ダイアナ、ウィン、ジョーンズ氏の訳者や解説書きの人は知っていてぼかしているのでしょうが、言わなくても分かるよね?と言う程、対象読者層が大人では無んじゃないかと。

パワーは感じて楽しいのですが、面白みが私的にはすこ~し足りない
作品でした。