グリフィンと言えば、ルイス、キャロルの「アリス」が原点?
(テニエルの挿し絵がまず頭に浮かびます)擬人化された動物たちも印象的。バラエティに富む新入生がドタバタするのはコーカサスレースの元ネタから?で、アリス的なネタを、この作品でダイアナ氏は一般的な子供向けレベルにアレンジして遊んでいるような印象をうけます。
本歌取りという和歌の手法がありますが、良し悪しではなく(先行作品があるからこそ、今のファンタジーやSFの広がりがある訳ですが)本歌取りした歌を素晴らしいと手放しで誉める前に、元歌(元ネタ)を知って欲しいと思います。
ダイアナ、ウィン、ジョーンズ氏の訳者や解説書きの人は知っていてぼかしているのでしょうが、言わなくても分かるよね?と言う程、対象読者層が大人では無んじゃないかと。
パワーは感じて楽しいのですが、面白みが私的にはすこ~し足りない
作品でした。